megayaのブログ

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おバカ×テクノロジー=最高!!「ザ・ぷー in チームラボジャングル」で笑いとテクノロジーの渦に飲み込まれた

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おバカなものと最新テクノロジーが合わさるとこんなに感動的なものになるとは思わなかった。

おバカなものはテクノロジーの凄さを際立たせ、テクノロジーはおバカなものをよりおもしろいものに見せる。これほど相乗効果のある組み合わせがあるとは思わなかった。

 

今回のチームラボザ・ぷーがコラボしたライブを見て、そのことが心からわかったし感動したし笑いが止まらなかった。僕がパソコンだったら処理能力を越えて間違いなくショートしている。

 

 

 


チームラボは様々なスペシャリストを集めているスーパーテクノロジー集団で「光のアート集団」とも呼ばれている。最新のデジタル技術を駆使し、様々な展示や作品を公開している。現在は渋谷のヒカリエホールにて「バイトル presents チームラボジャングルと学ぶ!未来の遊園地」を開催している。

 

 

 


そんなチームラボとコラボしたのが、テクノロジー集団の真逆を走っているザ・ぷー(ザ・プーチンズから改名)というエンターテイメントグループだ。

テルミンという変わった電子楽器を使用していることでも際立った彼らのグループは、自らを「ロシア系怪電波ユニット」と呼び、ライブも他のアーティストとは違い、コントに音楽が混ざっているような演劇を披露するのである。独自のシュールな世界観がある。

 

 

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オナラの歌があったり、渋谷の町中で「きもちいぃぃ〜〜!」と叫ぶだけの曲を作り、寿司がひたすら滑り台をすべっているPVを作成する。自らバカさを演出して、隙を作るどころか隙しかないツッコミのしどころしかないグループなのである。(だから「バカ」ではなく僕は「おバカ」と読んでいる)

 

 

いわば完璧な演出を作っているチームラボの技術とは水と油、月とミドリガメのような存在である。ザ・ぷーのおもしろさは独特な世界観の中にあるシュールさである。そこにどうやって「カッコよさ」に特化している光の集団のデジタル技術と合わさるのか、見る前は本当にまったく想像がつかなかった。


ただ終わってみれば、本当に感動しか残っていない。冒頭にも言ったが、おバカとテクノロジーの2つが重なったときのシナジーがすごい。
ライブが終わってから15分が立った今、帰りの電車内で山手線に揺られながらひたすらこの文章を書いている。とにかくこの熱い気持ちを今のうちにおさめておこうと思う。

 

 

「ザ・ぷー in チームラボジャングル」に行ってきた

 

 

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チームラボが用意したライブ会場は真っ暗な四角い部屋に360度見渡すかぎりにライトなどがついている部屋だ。ライトの他にも人が動くと感知するモーションセンサーなどもついているらしい。

真っ暗闇の中でザ・ぷーの街角マチオさんと街角マチコさんの注意アナウンスが鳴り響いた。「コノ、カイジョウデハ、シャッターハ、キンシデス」と英語風にカタカナ語を話すというシュールなアナウンスだ。

いつもと雰囲気が違うライブ会場に戸惑っていたので、いつものザ・ぷー節であることに安心した。

 

 

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そして暗転し、ザ・ぷーの街角マチオさんが登場する。明かりに照らされた中で、なぜか稲を持って光に照らされてたの登場。アホっぽいのにかっこいい。なんかよくわからないけどアホカッコイイ。なんかよくわからなけどアホかっこいい!!!!(大事なことなので2回言いました)

 

 

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(手をかざした方向に光の柱が出現する魔法のような演出)

 

 

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そして光の柱を次々と操ったあとにザ・プーの「シンデレラⅢ」がかかる。この曲は「玄米・白米・五穀米♪」と米の種類をひたすら連呼する歌で、光に包まれる感動する光の演出の中でザ・ぷーのバカらしさが際立っていた。最先端テクノロジーのライブ会場でいつもどおりおバカさ。テクノロジーの無駄使い is 最高。

 

 

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僕も記事を書いているデイリーポータルZというサイトの編集長である林さんが作成した顔が大きくなる装置である通称「デカ顔」(顔が大きくなる箱 - デイリーポータルZ:@nifty)を使って、街角マチオ・街角マチコさんがステージに登場した。

最新技術にさらにレンズを使って顔を大きくするだけのデカ顔というバカをぶつけてきた。高級料理にマヨネーズとソースをドバドバとかけているようなもの。

 

 

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しかし、レーザー光線による光の演出によって、ザ・ぷーのいつものシュールな演出が異常にかっこよく見えるのである。ライブ中ずっと「すげー!!」しか言うことができなかった。テクノロジーとおバカなものが合わさると人間は語彙力を奪われるのかもしれない。笑いと感動が一変に襲ってくると、脳の容量を越えて処理が追いつかないのだ。

 

 

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(ザ・ぷーのメンバーである川島さるたろうももちろん登場した)

 

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(光の中でテルミンを弾く街角マチコさんが神々しかった…!)

 


その後はザ・プーチンズからザ・ぷーというグループ名への改名したことを認知してもらうための「改名」という曲、それから新曲の「いろいろな色」へとつづく。

「いろいろな色」での演出では、壁に映し出された絵にタッチするとそれが上に逃げるように消えていく仕掛けがあった。会場にいる全員が壁に向かってタッチをしだす。休む間もなく次々と仕掛けと笑いが繰り出された。手数が多すぎて呼吸困難になりそう…

 

 

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そしてザ・ぷーの代表曲でもある「僕のプリンを食べないで」「でんぱ」「すしてるみん」も続けて披露した。すしてるみんでは光輝くフロアの中で、街角マチオさんが寿司姿で姿を表した。

 

 

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そして会場には巨大なボールが出現した。触ると色が変わるそのボールを会場の全員が必死になって触ろうと手を上げた。

ザ・ぷーはライブ中に「お客を巻き込む」演出をよく行う。それがチームラボとコラボするとこんなに派手なものに変わるのか!楽しすぎるーーーーー!!!

 

 

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そしてラストはザ・ぷーで間違いなく一番盛り上がる「ナニコレ」である。音と光、そして超巨大なミラーボールの中での「キモちぃぃぃ〜〜〜〜」の大合唱。


これほど「謎の感動」「技術の無駄遣い」タグがピッタリなライブもないだろう。最高&最高&最&高。最後まで本当に笑いと驚きの連続のしっぱなし。人間が感動で死ぬ生き物だとしたら17回は死んだ。そして声出しすぎて終わったあとに声がガラガラになった。キモちいぃぃ〜〜〜!!

 

おバカ×テクノロジー is 最高

 

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まさかチームラボとザ・ぷーがコラボしてここまですごいものになるとは思わなかった。おバカが際立ってしまうか、テクノロジーが目立ちすぎてザ・ぷーの良さが死んでしまうかと思ったが、真逆の性質がそれぞれの良さを際立たせ見事に化学反応を起こしていた。

一緒に見ていたデイリーポータルZ編集の安藤さんも「これはチームラボの一つの完成形なんじゃないか」と言っていた。

 

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テクノロジーは人が産み出していくものであるが、完成したテクノロジーを変えていくのもまた人間なんだなと思った。技術はこれからも進化するし、人間の範疇を越えていくものかもしれないが、テクノロジーもまた人間の使い方によってテクノロジーの範疇を越えていくのかもしれない。

 

 

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チームラボとザ・ぷーのコラボは「すごいものを見た」という一言に尽きる。他のアーティストがチームラボと組んであの場所でライブをやればもちろん熱いライブが出来ると思う。しかし、あの時に感じた笑いと感動の渦は他のグループでは決して味わえないエンターテイメント性があった。

 

 

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笑いとテクノロジーによって生み出される世界にもう一度だけ溺れたい。もう一度コラボしてライブをぜひやってほしい。

 

 

 

 

 

 

 

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