megayaのブログ

自由に書いてます。エンジニア系のこともたまに。仕事でライターとエンジニアやっています

日本一周日記46日目:いよいよ青森へ

 

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秋田県の五城目町の公園で起床

 

 

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芝生の公園に寝ることができたので床がふかふかで最高だった。テーブルがいくつか置いてあるような公園で、休日とかはけっこう人がくる場所なのかもしれない。

 

寝る場所が快適だったので体調もバッチリ。朝飯を食べつつ今日のルートを確認する。

 

今日はいよいよ青森に突入して深谷まで行く。ああ、なんだかんだもう本島の一番端まできたんだ。いまいち実感は湧かないけど確実に進んでいるだなぁ…!

 

 

ババヘラアイスを食べよう

 

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途中で北緯40度のラインがあった。フィラデルフィアと同じ北緯らしいけど、フィラデルフィアがわからない。

 

 

まずは7号線から101号線に切り替えてひたすら走る。7号線は平坦な道が多くてものすごく快適だった。

 

しかし、101号線からがきつかった。道はせまいし坂道の連続だった。自転車を押しながら必死に坂をのぼっていく。天気がよかったから額から汗がこぼれる。

 

暑い…

 

なにか…冷たいものが食べたい……

 

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ということで、無駄遣いはなるべくしないようにしていたのだが、あまりにも暑いのでババヘラアイスを食べることにした。

 

ババヘラアイスは道路沿いにおばあちゃんが露天で売っているアイスだ。秋田付近の道路で何店舗も見かけたからずっと気になっていた。ようやく食べられる。

 

ちなみに中高年の女性(ババ)がヘラで盛るからババヘラアイスというらしい。今その名前つけたら大炎上しそうなネーミングセンス。

 

 

ちなみに僕が買ったときに対応してくれたおばあちゃんは、方言が強すぎてマジで何言っているのか全然わからなかった。同じ日本でもこうも言葉が違うのか…

 

 

 

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本当はバラみたいにキレイに盛ってくれるのだが、食べてる途中で写真を撮っていないことに気づいた。花の寿命は短い。



 

 

うめ〜〜〜〜〜〜!!

初めて食べるはずなのに懐かしい味がする。駄菓子屋で食べた味だ。

ソフトクリームっていうよりシャーベットに近い。甘さは控えめですっきりしている。夏にちょうどいい爽やかさ。

 

あー、最高。縁側とかに座って風鈴の音を聴きながら食べたい。

 

 

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ババヘラアイスで元気がでたので、そこからは快調に飛ばす。やっぱり甘いものは元気がでる。身体と脳にエネルギーがまわっている感じがする。

 

 

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多少の上り坂はあるもののそこまで疲れはなく快適に走る。

 

30kmほど進むと、真緑の山の風景に急に広場があるのが見えた。近づいてみると道の駅だったので、休憩していくことにした。

 

 

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このあたりで缶詰を持ち歩くのが最高だということにようやく気づいた

 

 

日陰に腰をおろしてイオンで買っておいたパンで昼飯休憩。そしてデザートにみかんの缶詰も食べた。最高の休息。今日は甘いもの祭りだ。もちろん缶詰の汁も全部飲み干した。

 

 

 

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ご飯を食べたあとに道の駅の中を歩いていると、湧き水があることを知ったのでペットボトルに補充することにした。大地の恵み。

 

殿様が「甘露、甘露」と言って飲んだらしい。試しに飲んでみるとたしかに美味いのだが、普通に水だった。というかさっき缶詰のみかんの汁飲んだばっかだから甘く感じるはずがなかった。

タイムスリップして殿様にみかんの缶詰の汁を飲ませてあげたい。そしてそのまま殿様に気に入られて参謀として江戸の乱世を生き抜きたい。『缶詰の汁を持って江戸時代にタイムスリップしたら殿様の参謀になっていて無双していた件』ってラノベだしたい。

 

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周りの人も水筒やペットボトルに水をいれていた。中にはタンクを持ってきて補充してる人もいるほどだった。


 

  

水を入れ終わって出発しようと自転車のところに行こうとしたら、50すぎくらいのおじさんに話しかけられた。

 

「兄ちゃん自転車で旅してるの?どっからきたの?」

 

と言われたので「神奈川から四国と九州を通って海沿いを走ってここまで来ました」と説明すると、みるみるうちにおじさんの顔色が変わっていった。そして、

 

「鬼だ!兄ちゃん、鬼やないか!平成の鬼!!

おーーーーーい!みんなー!!!ここに鬼がおるぞー!!!!」

 

と謎の雄叫びをあげたかと思うと、どこにいたのか一斉に5〜6人のおじおばに囲まれた。ドラクエの「なかまをよぶ」みたいに一斉に集まってきた。「おじちゃんAが仲間を呼んだ」「おじちゃんB、C、Dがあらわれた」「おばちゃんA、Bがあらわれた」

 

そんでそこから怒涛の質問攻め。

 

「どっからきたの?」

「どれくらいかかったの?」

「なんで旅しようと思ったの?」

「ここまでどこが一番大変だった?」 

 

耳が7個ないと追いつかないくらいの質問の波状攻撃だった。芸能人の記者会見を思い出した。 

質問が一通り終わったあとにおじさんCに「一緒に写真撮ろうよ!」と言われたので写真を一緒に撮った。

 

おばさんBやおじさんDはいつかこの写真を孫と見て言うんだろうか。「秋田には鬼がいたよ」と。

 

 

いよいよ最北端の青森

 

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そんなこんなで…

 

青森〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

 

いやー長かった。神奈川から始まり、四国、九州を通っていよいよ青森に突入した。北海道には行かないから、事実上ここが最北端。いよいよ終わりが見えてきた。胸にこみあげてくるものがある。

 

あーあと少しだ!!!

頑張ろう!!!!!!!!

 

 

※ この自転車日本一周のブログ的にもあと少しで終わりなので、もう少しだけお付き合いください

 

 

 

 

 

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いい景色だなー

と思って優雅に走っていたのだけれど、深谷まで残り20kmあたりからアップダウンの激しい坂道でかなりきつかった。登ったり降りたりをひたすら繰り返す。いきなり道が辛くなった…!!

 

しかし、疲労がそこまで溜まっていなかったので全力で漕いで15時くらいには深谷に到着した。早い。

 

 

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早く深谷に着きすぎたのでもう少し進もうと思った。15kmくらい走ったところで海沿いに道の駅があった。

 

そこにはなんとコインシャワーがあった!!!!!
久しぶりの風呂!!!

 

いつぶりだろう…下手したら2週間以上は風呂に入ってなかったんじゃないだろうか。

海に入ったり、濁った川に飛び込んだり、公園で身体を拭いたりくらいで、まともに久しぶりに温かいお湯を浴びれる。最高。

コインシャワーは残り時間を数値で表していて、それが幸せの数値みたいに減っていくから悲しかった。

 

 

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シャワーを浴びてから少し走ったところに、広めの原っぱがあったので今日はそこで眠ることにした。

ちょうど夕日が沈むときだったので、ボーッと眺めながら食事をした。

 

色んな景色を見てきたけど、こうやってふとしたときに見るなんでもない景色が心に一番残るものだ。今でもこのときの場所がどんなところだったのか鮮明に覚えている。

誰もがキレイな景色で写真を撮りたがる時代だけど、本当に感動する景色って自分の心にはきちんと残っているものだなと感じた。

 

 

自転車日本一周の残金

 

【今日の買い物】


ババヘラアイス¥200

コーン缶詰¥78

カップ麺¥68

食パン¥88×2

アンパン6個入り¥115

プチトマト¥18

キャベツ¥18

しいたけ¥38

水¥79

ぶどう¥68

うどん¥78

 

シャワー¥200

 

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計1141円

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残金:6万5213円

残日:46日

 (残日は母に「3ヶ月以内に帰る」と約束したため、神奈川に到着するまでの残りの日数を記している)

 

 

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秋田県(五城目町) 〜 青森 ( 鰺ヶ沢町 )  約120km 

 

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