※ バカリズムさんがラジオでやっていた「架空○○日記」という投稿コーナーのパロディのようなもの
この世界に転生してもう15年が経った。
昔はサラリーマンだった僕が、トラックにぶつかって死んだことにより、まさか記憶を持ったまま魔法の世界で産まれ変わるとはなぁ…まるでアニメか最近のラノベみたいな展開だ。
前世ではふがいない人生を送っていたから、この世界では必死に生きようと思い、父のもとで魔法の習得に毎日はげんだ。父の教えで魔法が上達するまで屋敷の外へは出られなかったのだけれど、ようやく今年通いだした魔法学校にも主席で入学できた。最近は仲間にも恵まれて毎日が充実している。
だけどなんかおかしいんだよぁ?
普通のことをしているだけなのに、僕が魔法を使ったり何か行動する度になぜかみんな驚いたりするんだよなぁ…
そういえば授業に遅れそうになったときにワープ魔法を使って教室に入ったら、「そ、それは古代魔法……なぜそれを……!?!?」と先生が驚いていたなぁ…ワープ魔法なんて5歳のときから使っているんだけどな?これってすごいことなのかなぁ?
そういえばこの間もみんなの前で父の名前を言ったら「あの大賢者様の息子なの!!??」と驚かれたなぁ。異世界に転生したことで頭がいっぱいだったから父のことなんて全然気にしたことなかったよ。そんなにすごいことなのかなぁ?
そういうえば魔法学校の実践の授業で対戦したリサに「きみもだいぶ強くなったね」と言って頭をなでたら、顔を赤くしてどこかに行ってしまったよ。なんでなんだろうか?嫌われているのかな…?僕なにか悪いことしたのかなぁ?
そういえば男勝りな性格のメリッサにも「今日はスカートなんだね!似合っているよ!」と褒めたときも、なぜか顔を真っ赤にしてモジモジとしていたなぁ。女の子を褒めるといつもこうなるんだよなぁ?なにか傷つくこと僕は言ったのかなぁ…?
そういえば「ドラゴンをペットにしている」と言ったときも周りにはビックリされた。ドラゴンはなんでも伝説の生き物で、滅多に人の前に姿を表さないらしい。普通に生活していれば仲良くできると思うんだけどなぁ?なんでみんなやらないのかなぁ?
さーって家に帰ったら、新しい惑星を作る研究の続きでもしようかな!あーあ、そんなにすごいことなんて一つもしてないのになーーーーー!!!!!!!
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