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【ママチャリ日本一周】38日目:福井県にいたダンディおじさん

(ママチャリ日本一周の記事一覧)

 

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(前日の記事)

  

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京都府の舞鶴で起床

 

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京都の舞鶴市というところで起床した。眠るところがなかなか見つからず苦労した…

 

今日の目的地は福井県敦賀市というところだ。敦賀市に着いたらお風呂に入ろうと決めていた。二週間ぶりくらいにお風呂に入れる!!節約のために我慢して公園の水とか川とかで我慢してたからな…

 

昨日買っておいた弁当を食べて出発!お風呂という目的があるとやる気がでる!!

 

 

 

ダンディなおじいちゃんとの遭遇

 

舞鶴市を出発してしばらくは坂が続いた。しかしそれを登りきると、、、

 

 

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もう福井県に到着!!

出発してからすぐに県境を超えたのでイマイチ感動などはないが、確実に進んでいるのを実感する。

小浜市に入るとゆるい上りと下りが連続で続き地味に辛い。スネにデコピンを断続的にされているような嫌な辛さだ。

 

 

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8月くらいになって夏が本格的に始まれば観光地として人が押し寄せてきそうな場所だった。海がキレイ…!

 

 

 

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途中で交通ルールマモルンジャーという、明らかにテンションを間違えたイエローの看板を横目に見つつ進んでいく。

 

 

 

 

 

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のらりくらりと平坦な道を走って、道の駅を発見したので一旦休むことにした。

 

 

obamakankokyoku.com

 


トイレを済ませて出発の準備をしていると、黒の革ジャケットを着たダンディなおじさんに話しかけられた。

 

自転車に荷物を積んで旅をしていると、やはり物珍さなのからなのか、ほぼ毎日誰かしらには話しかけられる。

「頑張れ」「すごいね」「大変だね」


応援の言葉はそのまま自分の活力になる。一期一会だ。ただやはりきちんと会話しているわけではないので、どんな人に話しかけられたのか、旅が終わった今となっては思い出せないことが多い。

 

しかし、この日会ったおじさんはそんな中でも強烈に印象に残っている。変な人だったから印象に残っているというわけでなく、とにかくカッコよかったのである。

 

「兄ちゃんどっから来たんや?」


ダンディおじさんは、何の違和感も警戒心もなく僕にふっと話しかけてきた。まるで親戚に話しかけるように。

僕は神奈川県から来たことや、今までの旅の話など色々と語った。「うん、うん」と静かにおじさん頷いたあとに、


「あんたも好きやなぁ」

と言いニカっと笑った。その笑顔につられて僕も笑みがこぼれた。少年のような無垢な笑顔で眩しかった。

おじさんは退職してから旅や山登りにハマったらしく、こうやって色んなところを回っているらしい。しかも車などではなく大型バイクの単車で旅をしているのだ。カッコイイ。

退職してからだと考えるともう60歳越えてる…?
黒く焼けたシワの少ない肌に、快活な話し方、そしてこの行動力。とてもそんな歳には見えなかった。40代後半と言っても通用するだろう。

 

ダンディおじさんはとにかく自由な行動が好きで、旅も何も決めずに出発するし、山登りするときも自分で決めた道を進んで行くらしい。ワイルドすぎる。

 

家族とかは大丈夫なんだろうか?と思っていたのだけれど、退職間際に奥さんを亡くしているらしく、さらに子どもたちも家を出ていってしまったため、今は一人とのことだった。

その奥さんが息を引き取る間際に「あなたは自由に生きてください。今まで私たちに尽くしてくれたけれど、もう好きに生きても良いと思うの」ということを言われ、退職してからはやりたいことをやってから死ぬと決めたそうだ。

ドラマみたいな感動的な話に思わず涙がでそうになったが、カラカラと笑うおじさんを見ていると、やはりつられて笑顔になってしまう。良い夫婦関係を気づいていたから言ってもらえるセリフなんだろうな。


「やりたいことがなくても、もがくことも大事やなぁ」


ダンディおじさんが別れ際に僕に言った言葉は心に刺さるものがあった。中途半端に大学を辞めて、何もしておらずダラダラと生活していた自分のことを見透かされているような気がした。


おじさんとしばらく話したあとに、お互いに目的地があるのでここで別れることになった。がっちり握手をかわして僕が先に出発する。

 

道の駅を出て、走りながらおじさんと話したことを反芻する。

とにかく今はやはりもがくことが大切だ。何が出来るというわけでもないし、今は立派なことをしているわけでもないけれど、いつかは誰かのために頑張る人間になるために、まずは「今」をもがこう。

 

ふんどしを締めなおす気持ちで、気合をいれてペダルを漕いだ。やはり人と話すのはすごく良い。自分にはない新たな気付きが多い。

 

そんなことを考えていると、後ろから急にクラクションを鳴らされた。そして一台の黒塗りのバイクが僕の横をすり抜けていった。

そして黒ジャケットを着たバイク乗りは、背中を僕に向けたまま左腕を横に突き出し親指を立ててグッドサインを僕に見せた。

 

さっきのダンディおじさんだ!!!
去り際がかっこよすぎる…トレンディドラマかよ…!

 

僕も思いっきり手を上げ、親指を立てておじさんに別れを告げた。やっぱり旅は出会いだ。

 

 

 

 

敦賀市に到着。久しぶりのお風呂へ

 

おじさんと別れてから気力が充実していたので、一気に走り抜けることができ、15時くらいには敦賀市に到着していた。早い…めちゃくちゃ順調だ!!


そして寝床と買い物を先にすませてしまい、街中を走り回って銭湯を見つけることができた。

 

 

 

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1010fukui.jp

 


サフラン湯という銭湯に行った。暖簾をくぐると、木のロッカーや懐かしのポスターが目に入り、昔ながらの銭湯と行った感じだった。

15時30分からの開店らしく、ほとんど人はおらずほぼ貸し切り状態だった。

 
普段は公園、海、川での全裸での行水をしているので、リラックスなんて出来る状態じゃなかった。

お風呂に入ったときに自然と「あぁ〜〜〜〜」という心からの叫びが漏れ出す。全身から力が抜けるのがわかる。温かいお湯というだけで人間はここまで癒されるものなのか…

 

お風呂を出たあとに座って休憩していると、番台にいたおかみさん(?)からおせんべいもいただいて、大満足だった。お客さんもそんなおかみさんと仲良くしゃべっており、ものすごく雰囲気の良い銭湯だった。

 

そしてその日は満足したまま見つけた寝床である橋の下に向かった。風呂に入ったのに寝る場所は橋の下か…

気持ちよさから一転して現実に叩き着けられた部分もあるが、今日は満足なまま眠りにつくことが出来た。

 

 

 

自転車日本一周の残金

 

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お風呂¥400

アクエリアス¥158

やきしゅーまい¥128

サラダ¥50

食パン¥118

菓子パン¥58×2

うどん¥48×2

ピーナッツクリーム¥178

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1246

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残金:7万2758円
残日:55日

(残日は母に「3ヶ月以内に帰る」と約束したため、その残りの期日を記している)

 

 

 

 

 

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舞鶴市(京都府)~敦賀市(福井県) 約80km

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