yahooには♪(おんぷ)検索機能というものがあり、音を検索することができる。使ってみたのだけれどまったくこの機能の使い道がわからないどころか、ちょっとした狂気すら感じた。おもしろかったのでブログに書いて置くことにした。
yahooにはおんぷ検索があるらしい
Yahoo!で都道府県のあとに♪を付けて検索をするとその土地ゆかりの音が流れてくると知って検索してみて死ぬほど笑っている...😂
— ぽむdeY。🥇✨ (@pompomcotton) 2017年7月2日
カッコいい県が羨ましい( ;∀;)
僕は普段はgoogleの検索を使うのだけれど、久しぶりにyahooの検索を使ってみようと思った。それは上記のツイートを見て、初めて知った機能があったからだ。
(♪(おんぷ)検索、はじまりました! - Yahoo!検索)
まったく知らなかったのだけれど、今年の3月に♪(おんぷ)検索という機能が追加されていたらしい。なんでも検索ボックスに「検索ワード」+「♪」と入力すると、その言葉に関連する音が検索できるということだ。
googleにも検索オプションはもちろんあるが、「♪(おんぷ)」という斬新すぎる検索方法はまだ取り入れていないはずだ。yahooが検索においてgoogleをリードしている言っても良いだろう。
♪検索を使ってみる
例えば「沖縄♪」と入れると、陽気な三味線の音が再生される。目をつむって聴けば、壮大な沖縄の風景が目の前に広がるだろう。
猫と検索すれば様々な猫の声を聞くことができる。カワイイ。癒される。最高である。
他にも「演出♪」と検索すると、テレビで使用されているような効果音を検索できるようだ。うん…検索できるんだけどね…
♪検索の使い道がわからない…
さて、ここまで♪検索をやってみて、みなさんはある疑問が湧かないだろうか?多分この検索を使った人の99%は同じ感想を持つと思う。
「これ、誰が何のために使う機能なんだろうか?」
ということである。仮に聴きたい音があればyoutubeでも充分に事足りるので、yahooをわざわざ使用する理由がない。そして、この検索には圧倒的に足りないものが2つある。
まず1つ目が「検索」と謳っているが、webページから検索しているというわけではないという点だ。
こちらに検索できるワードが一覧で載っており、登録されている音すべてを見ることができる。おそらくこちらはyahooが手動で登録している音でおり、膨大なインターネットから音を検索しているというわけではないみたいだ。
様々なwebサイトの「音」を検索できるのであればすごい機能なのだが、これではやはり使いみちがない。
そして2つ目は「音がダウンロードできない」という点だ。インターネットには山ほど無料の音源が転がっている。音を検索する人の中には、動画などに使用する目的の人もいるだろう。
僕はこの検索は当初そういった人のための「フリー音源検索」機能だと思っていた。しかし、この♪検索にはそういったものは一切なく「聴くこと」しかできなかった。
「あ〜急にカバの鳴き声が聞きたくなってきた〜」→「よしyahooの♪検索使うか!」となる人がいるだろうか。否、いない。
こういうことを言うと「そういうことじゃないんだよ。遊びの機能だろ?そういう意見は作った側の気持ちを考えていない」という思う人もいるかもしれない。
しかし、公式のサイトの「検索例」の説明文を見れば、僕の今日の「使い道がわからない」という意見があながち間違っていないということがわかると思う。
「使える音」の一番最初の例がいきなりトイレの話題なのである。いきなり音姫の話しなのである。普通であれば17個目くらいに出てくる使い道だろう。
おそらくこのサイトを作ったあとに開発者も困ったのだと思う。「あれ?この♪検索っていつ使うの?」と。そして絞りに絞った結果が音姫だったのだろう。
しかし、注目して欲しいのはこの文章ではない。
絶対やらないだろ!!
もう完全にボケですよね。確実にツッコミ待ち状態。完全に大喜利をしている。キレイに4つ目で落としている。
よくよく考えたら3つ目もおかしいよね。「頑張っている人を盛り上げます」って。仮に僕が受験勉強しているとして、友人に「この音聴けよ」って流されたら「お前が直接応援してくれよ…」と怒りすら覚えるかもしれない。
検索例を読んで、ますますこの機能の使い道がわからなくなってきた。
♪検索の使い道を考えよう
ここまで色々と言ってきたけれど、文句を言っているだけではyahooの開発者に申し訳ない。僕は本業でwebエンジニアをやっているので、webサイトを作る大変さを理解しているつもりだ。
この機能だって、時間をかけて作っているはずである。それを何も苦労をしていない男がちょっと見ただけで「なんだこれwクソすぎワロタww」と一蹴するのは、いくらなんでも無粋すぎる。ということで良い箇所や、使い道を考えてみよう。
聴いたことのない動物の声が聴けるぞ!!
「動物」と検索すると様々な動物の音が聴くことができる。例えばキリンやサイの鳴き声はこのサイトを通じて、初めて聴くことができた。
小さい子がいるなら、勉強としてなおさら一緒に楽しめるかもしれない。勉強の一環として非常に有用である。(※ただしyoutubeというサイトは知らないものとする)
料理マニアにはたまらない!?一生ぐつぐつする音が聴ける
他の音が平均して、5秒〜30秒くらいであるが、「煮物を料理」する音はなんと46秒も聴くことができる。さらに隣の「炒め物を料理」する音は55秒も聴くことができるのだ。最高〜耳が幸せ〜(棒読み)
「煮物を料理」の他に「ぐつぐつ煮る音」ってのがあって、これの違いがまったくわからなかった。音マニアの方いたら、ぜひ教えてください。
全国の様々な音が聴けて、日本一周しているみたいだ!!
最初に上げたように、「沖縄」と検索すると三味線の音が聴くことができるが、他にも様々な県の音が登録されている。
そのほかにも「東京」と検索すると、まるで本当に浅草に訪れたような喧騒とお賽銭をする音が聴くことができる。
「神奈川」と検索すると、江ノ電が走る音が聴こえてくる。夕暮れの海が頭の中で連想されないだろうか?
「茨城」と検索すると、ぐちゃぐちゃにちゃにちゃと納豆を混ぜる音が聴こえてくる。茨城の名産を活かした音選びである。各県によって落差がすごい。
そして極めつけは「熊本」である。おじさんが熊本ラーメンを食べる音が延々と聴けるのである。途中で「はぁ〜」というおじさんの喘ぎ声つき。マニアにはたまらない一品となっている。
やっぱり使い道がなかった
色々と触って良いところも探してみようと思ったのだけれど、使えば使うほど使い道がなくなっていた。不思議なサイトである。
「使えば使うほど使い道がなくなるものなーんだ?」というナゾナゾがあるとしたら、僕はこのサイトを間違いなくあげるであろう。
ただ、こうやってサイトを使い倒してブログを書いている時点で、yahoo側としては狙い通りなのかもしれない。おそらく作った側も利便性などではなく、話題作りのために作っているはずだからだ。
あと、どうでも良い話しですが「♪鳥」と検索すると「♪鳥くん」という元アーティストの方がいるという情報を得ることができました。♪検索がなければ知らなかったことなので、♪鳥くんという方にとっては知名度が上がる有益なサイトなのかもしれないと思った。
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