カウボーイの靴でピザを切るという記事をデイリーポータルで書いた。評判はわからないが、個人的には好きな記事にすることができた。何より撮影のときもも書いているときも楽しかった。
初めてコスプレっぽいことをしたからからかもしれない。
撮影時にテンションが上がった僕は、
「せっかくカウボーイの格好をしているのだからこのままぶらぶらしてみよう」
と思った。
記事の撮影は代々木公園でやっていたので、その周辺や渋谷を歩いてみることにした。
そのときにカウボーイの格好で歩いてみて気づいた4つのことがある。今日はそれを紹介していこうと思う。
1. カウボーイの格好で東京を歩いてもそんなに注目されない
カウボーイの格好をしてみて思ったのは、「コスプレ感」がまったくないということだ。なぜならウェスタンの格好が好きな人は一定数いて、ちゃんとしたファッションとして根付いているからだ。
「一緒に写真撮ってください」とか言われたらどうしよう!!
Twitterに「渋谷にカウボーイがいたんだがwwww」とか写真撮られて上げられて話題になったら困るな〜
とか思っていたがそんなことは1ミクロンもなかった。恥ずかしい限りだ。むしろ誰も僕のことなんか見ていなかった。
(ピザ屋で注文するカウボーイ)
ピザ屋に行っても特に何も言われなかった。店員もいきなりカウボーイが来たことによって、今いる場所が日本ではなくテキサスだと勘違いしているのかもしれない。
(タクシーも普通に止まってくれる)
(タクシーでスマホをいじるカウボーイ)
タクシーに乗っても何も言われなかった。運転手は若いお兄さんだったが眉一つ動かさず対応してくれた。
「おいおいおいおい!カウボーイがスマホいじるのかーい!!
カウボーイはそもそも19世紀末くらいに出現し始めた存在で、元々“カウボーイ”と言う単語は“牛泥棒”を意味したとも言われていて、アメリカの人気スポーツの一つに数えられているロデオのもとになっているあのカウボーイがスマホ触るんかーい!!!!」
というツッコミ待ちだったのだが、一向にその気配はなく、ただただ目的地に向かうだけだった。
(ゲームセンターで遊ぶカウボーイ)
(おしゃれなカフェでおしゃれなアップルパイを食べるカウボーイ)
(コンビニでエロ本を立読するカウボーイ)
スタッフ紹介💫💫
— spinns.bisSHIBUYA109 (@spinns_shibuya) 2017年3月22日
🌈🦄🎀Hello🎀🦄🌈
staffのひっちゃりんです🌈🐯💞💞💞!埼玉出身の19歳です🔥渋谷店では唯一の派手髪💜💜お客様とお話しする事大好き🌈💖なので、渋谷に来た際は是非SPINNSに遊びに🤗❤️お待ちしてます🍒🍭🤹♂️#shibuya pic.twitter.com/f9tsTYaeI4
あたりまえだが、東京にはもっと個性的な人がたくさんいる。
東京の派手な人たちに比べればカウボーイの格好なぞ全然珍しくもない。「好きで着ているんだろうな」と思われるのがせいぜい関の山である。
2. ズボンの構造の意味がまったくわからない
正面から見るとこんな感じで普通のズボンっぽいのだが…
後ろからみると尻の部分が丸々空いているのである。これで着方が正しいのか、それともこれがコスプレ衣装だからこうなっているのかまったくわからない。
股間も全開なのである。勘違いして下にズボンを履かずにこないでよかった。もしこのカウボーイのズボンだけで外に出ていたら、警察との西部劇のような銃撃戦が始まるところだった。
実はこれ調べてみたらチャップスと呼ばれるもので、ズボンではなくズボンカバーだった。サッカーで言うと「すね当て」のようなものらしい。
3. カウボーイだと道端に立つだけでカッコイイ
道路の真ん中に立つと街角スナップ感すらある。友人からはRADWIMPSにいそうと言われた。もしくはディ◯ニーランドのジャングルクルーズの人。
ユニクロの袋を持って道端に立つと、広告でありそうな感じにすらなる。キャッチコピーは「西部の銃撃戦にも耐えられるヒートテック」でどうだろうか?
4. でもやっぱり荒野が似合う
街中もかっこいいのだけれど、やっぱり荒野に立っているほうがかっこいい。やはりカウボーイは自然に生きる男だ。
(後ろ姿でもカッコイイ!!)
あと歩いているときに、たまたま近くにサボテンがあったから撮ってみたらやっぱりサボテンはかなり似合う。テキサス!!
カウボーイの格好は楽しかった
カウボーイの格好で歩いて見るのは楽しかった。コスプレにはならないので、普通に街を徘徊しても奇異の目で見られることはないし、「コスプレ気分」は味わうことができる。
普段しないような格好をしてみたけど楽しいものだ。コスプレする人たちの楽しみが少しわかった気がする。次は機会があればもっとガッツリしたコスプレをやりたい。
ちなみにこの日は写真を撮った場所で外国人が酒盛りしていたんだけど、その辺に酒ビンが20本くらい転がっていた。向こうのグループの方がよっぽどカウボーイ感が出ている気がする。
ただ外国人のグループにはずっと笑われていた気がする。外国人にはカウボーイの格好はウケるのかもしれない。
もしくはブーツにピザカッターをつけてピザを切っていたので、「日本人はクレイジーだぜ」と言われていただけかもしれない。
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