megayaのブログ

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【自転車(ママチャリ)日本一周】41日目:富山と新潟を結ぶ30kmの久比岐自転車道が快適すぎる!!

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(前日の記事)

 

 

富山県の廃墟の前で起床

 

今日は廃墟の前で起床。廃墟の反対の裏口みたいなとこで寝たので、屋根もあって車もほとんど通らなくて快適だった。朝飯を買いにコンビニに行き、ジャンプを立ち読みしてから出発。

 

 

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今日は一気に走り、富山を抜けて新潟の上越まで行く予定だ。なんでかと言うと、糸魚川あたりから上越あたりまで30km以上の自転車道があり、かなり走りやすいという情報があったからだ。しかも富山は直線が多くいので、自転車乗りにはたまらなく良い場所らしい。

 

自転車日本一周していると、どんな美味しいものより、どんな楽しい娯楽よりも、道が平地であるということがうれしい。たまらなく最高だ。

ということで、この日は晴れ晴れとした気分で出発することができた。

 

 

富山から上越を目指す

 

 

 

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富山市は平地が多いだけでなく、路肩がアホみたいに広くていい!!

なんだこれ、めちゃくちゃ走りやすい。自転車のために路肩が広くなっているといってもいいくらい快適だ!!

 

そういえば大学生のときに富山出身の友人が、


「本当に富山は見るとこもないし、食べ物も普通だし、誇れるとこがなにもない!!!」

 

と嘆いていた。うーん、たしかに富山といったら鱒寿司と黒部ダムくらいの印象しか僕もない。本当は色んな良いとこがあるんだろうけど、どうなんだろうか。

 

正直この旅でも富山県はどこも寄らなかったので、富山の印象はかなり薄い。というより、気づいたら新潟に入っていたので、どこからどこまでが富山だったのかという記憶すらない。

 

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本当は富山に行ってないのかもしれない。いや、本当は富山なんてないのかもしれない。僕が思っているだけで、すべて幻だったのかもしれない。富山は日本に最初から存在していなかったということすら疑うべきだ。

 

 

新潟へ突入

 

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そんなこんなで余裕で新潟の糸魚川市に到着。

芭蕉がおくのほそ道を行脚しているときに糸魚川にも訪れており、桔梗屋という宿に泊まったらしいが、詳細は定かではないらしい。

当時は芭蕉が歩いて旅をしていたのかとふと思った。 自転車でさえこんなに苦労するのに相当大変だっただろうな…。もし歩きで日本一周やれって言われて500万円出されてもやらない。それくらい絶対辛い。

 

糸魚川に向かう途中までの道のりは平地で楽だったのに、路肩がだんだんと狭い坂道になってきた。そしてトラックもガンガン走っているような道にでた。

 

 

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めちゃくちゃ怖い!!!!


糸魚川市まで残り20kmくらいってところで、路肩がほぼなくなった。なにこれ怖すぎる。トラックがすれすれで横を通って風がもろに当たる。自転車が倒れたら即死だ。

最初は漕いで登っていたが、あまりに身の危険を感じたので、自転車を押していくことにした。

横を車が通るのもたしかに怖いのだけれど、トラックが通るたびに怖いお兄さんに「ジャマだな!!」と思われているような気がして胃が痛い。

 

 

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ようやくトンネルを抜けて、平地に出たところで、走っていたトラックからお兄さんが顔を出して、

 

「おい!!!!」

 

と僕に声をかけてきた。小便が7リットルは出たんじゃないかって思うくらいビビって、身体が一気に硬直したんだけど、

 

「がんばれよ!!!!!!!」

 

と応援の言葉をかけてくれ去っていった。嬉ションが8リットルは出るんじゃないかってくらいテンションあがった。これがギャップってやつだ、怖い人が急に優しくなると最高にいいやつに見える、映画版ジャイアンの法則だ。

ああ、頑張ろう。本当にビビってちょっとおしっこ漏れたけど頑張ろう。

 

 

糸魚川から上越に間にある久比岐自転車道が最高に走りやすい!

 

 

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糸川市から上越市まではなんと30kmにも及ぶ久比岐自転車道という、自転車専用の道があるのだ。

なんでも昔はSLが走っていたところを自転車道にしたとかで、道幅も広くかなり快適なのだ。海沿いや街中に自転車道が通っていて、快適にスイスイと進むことができる。

 

トンネルも5, 6個あって夏だったからひんやりとしていて快適。いつもは車が怖くてトンネルってめちゃくちゃ嫌いなんだけど、自転車専用だとこんなに最高なのか。

 

 

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さらにところどころにトイレや休憩場所も用意されていて、自転車で走る人のことがよく考えられている作りになっている。車とか気にせずボーッと走ってられて最高に良い。 

険しい坂の多い自転車の旅から考えるとボーナスステージだよ。30kmがすぐに感じたよ。

 

 

 

 

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自転車旅をしていて嬉しい瞬間って色々あるけど、次の街が見えたときっていうのは、なんとも言いがたい達成感がある。思わずガッツポーズをとりたくなってしまう。夕日が今日も一生懸命に動いた僕を祝福してくれるようだぜ!!(注:家出して自転車旅行してるニートの感想です)

 

 

 

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そんでイオンで買い物してから、ちょうどいい橋の下に今日は寝床を決定。今日もなんだかんだ100km超えていた。道が楽だったから気づかなかったけど、降りた瞬間にどっと疲れがきた。

あーでも今日も走った。そういえば今日はやけに新潟にいる時間が長かったな。なんかべつの県にもいた気がするけど、どこかいたっけ?

 

 

 

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 富山……?そんな県あったっけ?

 

 

 

自転車日本一周の残金

 

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食パン¥88×2

コロッケ2個¥105

うどん¥25×2

ピーナッツクリーム¥98

豆腐¥27

缶ジュース¥27

弁当¥200

おにぎり¥68

あぶらあげ5枚入り¥58

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計957円

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残金:7万734円
残日:52日

(残日は母に「3ヶ月以内に帰る」と約束したため、神奈川に到着するまでの残りの日数を記している)

 

 

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富山県(富山市)〜新潟県(上越市) 約100km 

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