megayaのブログ

自由に書いてます。エンジニア系のこともたまに。仕事でライターとエンジニアやっています

毎日違う店に行って食事すると日常が楽しくなる

 

去年の11月くらいから「毎日違うお店で食べる」というのを心がけている。

 

 

netallica.yahoo.co.jp

 

 

↑は僕が去年読んだ中で一番好きなweb記事で『知識量がある人』に『なぜ知識が多いのか?』という単純な疑問をそのままぶつけに言っているというものだ。

当たり前すぎてそれ自体を聞くという発想がなかったので目から鱗だった。それぞれに考え方があり、改めて知識がある人はおもしろいということを知った。

 

このインタビューの中で、株式会社東京ピストルの草彅洋平さんという方が語っていた考え方に感銘を受けた。

 

僕は毎食、なるべく行ったことのないお店に行くようにしていますが、これはマガジンハウスの『POPEYE』編集部にあったというルール『同じ店には行かない』と同じです。新しいお店に行き、新しい人や料理、空間を知るのは、一冊の本を読むのと同じくらいの発見や情報量があるんですよ

 

「ものしりな人」は、何故ものしりなのか? 3名の「賢人」に聞いてみた - ネタりか

 

今まで僕は食事という行為は、腹を満たせればそれでいいと思っていた。しかし、それは毎日チャンスを逃している行為なのだと気付かされた。マーケティング的に言うなら機会損失というやつだ。To LOVEるの結城リトが目隱しをして何も見ない状態で生活しているようなものだったのだ。(それはそれでエロいが)

 

 

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この前、新潟で食べた油揚げはステーキくらい分厚くて美味かった…

 

 

記事を読んで自分もやってみようと思ったのだが、いきなり毎回違うお店というのは難しいし財布も痛むので、朝昼晩のどれかは毎日違うお店に行くようにするようにした。出来ない日もあるが、それでもなるべくやるようにしている。

 

 

やり始めていきなり頭が良くなった!!

毎日ハッピー!!!

疲れもとれた!!!!

なんだか痩せた気がする!!!

 

…という麻薬的な展開はありえないが、すぐに小さな変化があることに気がついた。

 

 

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始めてからすぐに感じたのは、普段歩いている街をまったく見ていなかったということだ。僕はもう渋谷に3年ほど仕事で通っているが、ほとんど渋谷という街のことを何も知らなかったのだ。

 

チェーンのお店ばかりに行っていたので、通勤もランチのときも同じ道しか通っておらず、何もない砂漠を歩いているのと同じような感じだ。とにかく風景が無機質なのだ。

 

しかし『行ったことないお店に行ってみる』と指針を決めると、お店を探すときに街をよく見て歩くようになった。視覚に一気に情報が入ってくるのである。

いつもと違う路地を通ってみたりするようにもなるし、ビルの看板を観察するようになる。毎日新しい発見があり、街を今までと違う角度で見られるようになったのである。

 

 

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ランチでお好み焼きを焼くと、寂しいということも知った

 

 

あとおもしろいのはやはり店に入るときの緊張感だ。一回目のお店に入る時のあの感じは多分何軒行ってもなくならないものだと思う。

 

注文の仕方もわからないし、

勝手に座っていいかもわからない、

水はセルフなのか店員が持ってくるのか、

お会計はどこでするのか…

 

と席に座りながらも妙にそわそわしてしまう。非日常が最も簡単に味わえる行動だと思う。

 

 

 

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カフェに入ったときに客が女性だけだったときは絶望した

 

 

 

これは僕にとってはかなり大きい出来事だった。20代後半になって金太郎飴のように日常が同じことの繰り返しのような気がしていた。

しかし、たったこれだけの行動で、毎日にちょっとした楽しさが見いだせるとは思わなかったからだ。

 

 

 

 

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僕はこれらを行うときにネットで調べずに、歩いて探しているのだが、これが食事の楽しさをさらによくしていることにも気がついた。自分で歩いて見つけたお店の美味しさは格別なのだ。

 

「それは嘘だ」と思うかもしれないがネットでお店を探した場合、嫌でも評価のバイアスがかかる。ある程度は期待したり、他人の意志が入ってしてしまうのだ。

 

 

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人間の満足度というのは「提供されるサービス」から「事前の期待度」を引いた数値になる。お店を歩いて探した場合にこの期待度はすべて自分に委ねられている。余計な情報が入らないので、自分の感情のままに満足度が決まるのだ。

 

「☆4つの評価だから絶対に美味いはず」→「行ってみたら普通だったね」ということは少なくともなくなるはず。過剰な期待をしなくなる。

 

 

 

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自分が美味いと思ったものは美味いと感じるし、まずいと思ったものはまずいと感じる。ネットが発達した社会においてこの「バイアスがかかっていない状態」というのは、少なくなってきているように感じる。

良いお店は誰かが紹介しているし、行きたくなるお店はTwitterやFacebookで拡散されて目にしたものだったりする。旅行に行けば必ず食べログを開くようになっている人も多いはずだ。

 

毎回お店を変えるという行動は、それら固定観念のない状態を簡単に作り出せるのだ。そこが僕は素晴らしいと感じている。

 

 

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あとは単純に僕が食に詳しくなりたいというのもある。牛角の肉でも叙々苑の肉でも美味さの違いがわからないこのバカ舌を直したいのだ。

 

 

簡単にまとめると、

 

・毎日の楽しみが増える、刺激がある

・慣れ親しんでいると思っている街が違うものに見える

・固定観念にとらわれない発見がある

 

ということだ。

まだ僕も初めて2ヶ月くらいだけど、やってよかったと思っている。続けられる限りは続けていこうと思っている。

 

ただし、この取り組みはものすごく良いのだけれど、エンゲル係数と体重が右肩上がりでぐんぐんと上がっているので、そこだけはどうにかならないものかと思っている…

 

 

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