megayaのブログ

自由に書いてます。エンジニア系のこともたまに。仕事でライターとエンジニアやっています

エンジニア/ライターの僕が選ぶ今週読んでおもしろかった記事(1月13~19日)

「おもしろいと思ったものは、おもしろいだけで終わらせるな」

 

Twitterでたまたま見かけたツイートにあった言葉なんだけど、僕はこの言葉が好きだ。

 

感動したもの、笑えるもの、怒りを覚えるもの、悲しいもの…何を見ても人間はいずれ忘れていく。

 

人間の記憶は長期記憶と短期記憶に分けられて、短期記憶の中の大切なものだけ長期記憶として保存される。これは人間にとっては脳のメモリを節約して、頭をパンクさせないために必要な処理なのだ。

 

おもしろいと思ったものを言語化するのは大切だ。そのとき思ったことを単純に記録しておくこともできるし、何よりも「どうしておもしろいのか」を自分なりに考えて形にするのは意外と難しい。

この「なぜおもしろいか」を説明できるのか出来ないのかで、表現力というのはだいぶ変わってくるはずだ。

 

 

僕は一応ライターをやっているのだけど、語彙力や表現力がかなり乏しい。言葉の引き出しが少なすぎて、同じ言葉の使い回しが多く、よく使う単語の棚がガバガバになっているような状態だ。

 

ということで「おもしろいと思ったものを記録しておこう」と思ったので、週一でおもしろかったweb記事を載せていきたいと思う。

色々と書いたけれど、本当は単純に年末に何がおもしろかったのか思い出すのを楽にしたいだけである。

 

僕は飽き性なのでいつまで続くかわからないが、なるべく金曜日に公開していきたいと思う。週末の暇つぶしにしてくれたらうれしい。

 

※ なお「僕が読んでおもしろかった記事」なので、古い記事も含まれています。

 

 

今週読んで心に残った記事

 

 

コラム/読み物

 

 

note.mu

 

今さっき読んだ。ブラックジャックによろしくでおなじみの佐藤先生。

漫画家だけでなく、すべての事業主や個人経営の人は読んだ方が良い。漫画家ってこんなに金かかるのか…と震える。

 

衝撃的な内容が淡々と書かれている。事実というのは脚色しないでつらつらと書かれていた方がリアルで興味を惹かれる。

 

スタッフを1人雇って家賃7万円のアパートで細々と漫画を描くだけで年間このくらいの経費がかかることになります。作家本人の報酬、生活費はここに含まれていません。


~中略~


「サラリーマンの平均レベルの収入が欲しいな」と思ったら売り上げはいくら必要でしょう?「売上-(経費326万4224円+経費分租税公課)=414万円」→「売上=740万4224円+経費分租税公課」が必要です。本当にざっくりとした話になりますが、年商900~1000万円くらいあるとその年は安心して暮らせますかね?

 

本当は作家が作品制作に必要な金額の見積もりを出して、出版社が納得すれば契約、発注という流ればあればいいのかもしれませんが、出版業界は未だに昭和の口約束の世界です。そして、打ち切りになれば即無職。

 

アニメや漫画って需要あるし、クールジャパンって言われるくらいで外国にも認知されているのに、未だに状況は厳しい。クリエイターが作った出版社とかあっても良いと思うけど、広告会社、出版会社、電通とか色々なものが重なって潰されるんだろうな…と思う。ああ、怖い。

web漫画が流行って、昔よりは漫画家もなりやすくなったし、デジタル技術が進んで兼業作家も増えたみたいだけど、そのあたりはどうなんだろうか。誰かに話し聞いてみたい。

 

 

 

delete-all.hatenablog.com

 

 

これはものすごく共感した。

子どもができたり結婚したりすると、急に一歩上のステージにいったような態度になる人は少なからずいる。

僕の実家は神奈川の田舎の方にあり、やはりみんな結婚するのが早い。べつにそれが良い/悪いということではなく、今まで努力も何もせず家でダラダラして過ごしている友人に「早く結婚した方が良いよ」と言われても、「好きなことやっているし、まだ結婚しなくても良いんだよなぁ…」と思ってしまう。まあ、これ言うとたいてい「強がるなよww」と言われるんだけど。(実際ちょっと強がっている部分もあるので何も言えない)

 

たしかに家族が増えると気持ち的になにか変わるものがあるのかもしれないし、家族を守るって大変かもしれないけど、こっちはこっちで努力しているんだよ…

 

 

chainomu.hateblo.jp

 

 

これ1年以上前に公開された記事なんだけど、LINEの田端さんがツイートしていて初めて読んだ。

 

自分の知らない世界のことがただ書かれているだけかと思ったら、最後に意外なオチがあって驚いた。

 

恋人、家族、友人、会社…すべてのものに小さな世界がある。その世界を壊すのは簡単で誰かが真実を言えばいいだけなのだ。

 

僕は実家の友達とはなるべく会わないようにしている。東京に出てきて、ライターやエンジニアをやり始めてそれなりに努力しているつもりだが、地元の友だちはいつまで経っても同じ話しをしているように感じたからだ。

同じような話を毎日して、意味のない時間をダラダラと過ごす。半年に一回くらいならいいかもしれないが、毎日顔を合わせる必要はないなと感じた。

 

『地元の友だち』という世界に僕は気づいたら適合できなくなってしまったのだ。「たまには違うことしようよ」なんて言ってはいけないのだ。そこにはもう世界ができあがってしまっている。

 

ある意味で僕の中にも世界は出来ている。僕がもっと努力して成長して、友人の世界に対して何も思わなくなったときに、再び戻れる日がくるんだろうなーと思う。

 

書いていたら記事の感想とはまったく関係なくなってしまった。

 

 

 

note.mu

 

 

「ゲームを作る」ということを今まで考えたことなかったので、別分野の人の頭の中を覗いているようで興味深かった。

考え方や方法論はいくつか記事としてあるのかもしれないけれど、販売経路まで手の内を明かして教えてくれる記事はなかなかないと思った。

 

こういった記事があると新規が参入しやすくなって、コミュニティが拡がっていくのだと思う。一部の人しか理解できない閉鎖的な分野って多いから、もっとこういったオープンな記事が増えてくれればいいなと思った。

 

ちなみにテーマがないゲームについても触れておきますと、オセロや囲碁がそれにあたります。専門用語で「アブストラクトゲーム」と言います。アブストラクト、とは「抽象的」という意味です。

個人的にはこれを作るのはイバラの道だと思います。なぜなら人間は物語が大好きだからです。「ステージの左から右に向かえ」よりも「お城に囚われた姫を救え」の方で動きます。
アブストラクトゲームにはそうした物語がないため、よっぽど熱中できるルールを考案しないかぎり、プレイヤーは面白がってくれないのです。

 

このあたりはすべてのモノ作りで参考になる言葉だと思う。サイトづくりでも共通するものがある。

例えば家具とかの宣伝用のLPサイト作るときも「家具を作っている職人」が見えた方がクリック率があがると言われている。

ボードゲームの話とはちょっと違うけど人は物語に弱いのだ。おそらく人間の想像力の高さをうまく利用しているのだと思う。

 

僕は単純だからこういうの見るとすぐ真似して作って見たくなる。今度久しぶりにボードゲームカフェ行こう。

 

 

 

おもしろ

 

 

portal.nifty.com

 

 

これ先週読んだやつだけど、どうしても紹介させてほしい。ここ最近読んだ記事で一番笑った。

 

内容が無茶苦茶すぎる。よく実行できたなと思う。天候が悪いのも拍車がかかってさらに記事をおもしろくしている。悪いことがすべてプラスに働いているのだ。

 

このあたりはライターの実力が如実に出ているなーと思った。悪天候に悩まされることなく、それを文章と事前の準備の周到さでカバーしている。中途半端さが微塵もないので、見ていて気持ちが良い。

 

portal.nifty.com

 

安藤さんの記事は本当に勉強になる。↑もただただ次郎を食べに言っているだけなのに、江ノ島さんという人を『先輩』というキャラクターに見立てて、写真のキャプションをすべて江ノ島さんのセリフにすることによって、見事に世界観を作りあげている。

 

 

エンジニア系

 

qiita.com

 

webの歴史がどう変わっていったのかを書いている記事。プログラマを目指している人も現役の人も読んだ方が良い。


知っている部分はもちろんあるけれど、ぼんやりとした知識がいっぺんに体系化されていて、記憶を呼び起こす意味でもたまに読むと良いかもしれない。

 

web業界の流れは本当に早い。一週間前のものがすぐに陳腐化してしまう。変わらないものもあるので、そこを見極めて取捨選択していかないと、気づいたら何も見についていない自分が出来上がってしまう。頑張ろう。

 

 

hitsuzi.hatenablog.com

 

デザインって本当に苦手なんだけど、これはわかりやすかった。

何よりも説明している内容を記事内ですべて表現しているという手法が良い。視覚的にもわかりやすく、動画を見ている感覚で文章を読み進めていける。言葉を画像で証明しているので信憑性が増して頭に入ってくる。

 

はてブで「当たり前のことしか書かれてなかった」的なコメントが多いけれど、この構成を思い着いて実装している自体が僕はすごいと思う。はてブって100超えると本当に批判しかなくなるから悲しい…

 

 

 

以上

 

書いてみて気づいたんだど、今週はあんまりURLを保存してなかった。

来週からはきちんと保存しておこう。冒頭で「おもしろいと思ったものは、おもしろいだけで終わらせるな」と書いておいてこれだよ…

 

来週からはちゃんと保存しておこう。とりあえず毎週続けられるようにしよう。

 

 

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