初めての美容室ってコミュ力高い人じゃないと相当ハードル高いよね。「どんな髪型にしますか?」って言われてもわからないから困るし、それ以上に僕は会話をどう始めたら良いのかわからないときがある。
僕は美容室に行ったら基本的には喋りたいんですよ。だってボーっと待ってるより楽じゃないですか。友達でも美容師の人に気を遣う必要もないから初対面でもしゃべりやすいんですね。でもお店に入ってから初めに会話するタイミングを逃してしまうと、ずっと黙ったままになってしまう。コミュ力の低さよ…
(あ、向こうから何も言って来ない)
(何か話すキッカケないかな)
(待ってれば向こうから話しかけてくるかな?)
(…今は前髪切ってるし、美容師さんも集中しているんだよな。ここは黙っておこう)
(……あれれぇ?全然話しかけてこないぞ〜?)
(もう5分以上も無言だし今さら話しかけるのもなぁ…)
↓
そっと静かに雑誌を手にする…
というパターンを僕は何回か経験したことがある。まったく話しかけてこない美容師もたまにいるよね。そっちの方が良いって言う人もいるけど、僕はガンガンしゃべりかけてくれる人の方が気持ちが楽だ。美容師のホームページのプロフィール欄に「元気でよくしゃべります」とか「しゃべりかけない内気なタイプです」とかもういっそ書いてほしい。(自分で書いておいてあれだけど風俗のプロフィール欄みたいだ)
でも逆に話しかけられたくないパターンもある。主に髪を洗ってもらっているときだ。あの瞬間は目をつぶって安らかにしていたい。何より顔に載せた薄い紙みたいなやつが、会話すると息でふわっふわするからね。うっとおしい。でも「シャンプー中は話しかけてこないでください」なんて口が裂けても言えないからね。話し盛り上がってたのに急に冷酷になりすぎだ。熱々の鍋のシメに冷やし中華ぶっこむような所業。
コミュニケーション能力高い人はこういったことは気にしないだろうけど、僕のような人間からするとこういう問題は解決してほしい。そもそも美容院ってコミュ力求められすぎて辛い。
店内に入ったら「予約してた〇〇です」と言ったほうがいいのかどうかわからないし、最初に言ったように初対面の他人と初めての会話の糸口を掴む壁を越えなきゃいけない。そして一番は女の子はかわいくて男はイケメンだから「なんでお前みたいなやつが美容院来てるの?家でバリカンやれよ?」とか見下されている気持ちになるし……!(最後はただの妬み僻み)
そんな風にコミュ力がない人も多いと思うので、せめて首からカードをぶら下げて、「僕はこう対応してください」と示しすものが欲しい。それをお店側で用意してくれたら最高だ。
これを首からぶらさげておけば一発でどういう人間かわかる。美容師側も性格を理解してくれるはずだ。書くのは恥ずかしいからボードをもとからいくつか用意しておいてほしい。例えば、
「雑誌を読みたい」
「自分からものすごくしゃべります」
「持ってきた文庫本を静かに読ませて欲しい」
「シャンプー中は話しかけてこないで」
なんてあればかなり助かる。いっそ裏面と表面を用意して、表に「話したい」と書いて、シャンプーのときは裏面の「話しかけてこないで」に変えたい。
べつに首からぶら下げる必要はないので、そういうアンケート用紙とかに性格の選択肢を書く欄をつくってほしい。やっている店もあると聞いたことがあるのだけれど僕はそれに出会ったことがない。なんかもういっそキャバクラ行けよみたいな話になって競うだけど、女の子と話したいとかではなく男の美容師でも一緒の話しだ。
僕みたいにおしゃれとかに無頓着な人間は、美容師の腕とかは全くわからない。だから話しやすくてお店の居心地が良いかどうかでもう一回行こうかどうか決めている。だからこういったくだらないようなことでもあったらうれしい。
せめて美容師側がどういう心境なのか知りたい。話しかけてこない美容師に出会ったときに「あれ?おれって話しかけたくないほどキモい?」と一瞬考えてしまうので、美容師側もボードを首から下げて、「あなたのことは不快に思ってないですよ」とやってほしい。いやでもそれ自分のときだけ急にぶら下げ始めたら逆に傷つくな…
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上野で人気のあるパンダは実はすべて改造されたロボットだったのだ。改造に失敗したその成れの果ての一体を我々は目撃した。 pic.twitter.com/vp3BxM7Q9t
— megaya (@megaya0403) 2017年10月24日
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