「君、、、そろそろおきなさい、、、」
肩をたたかれて警備員のおじさんに起こされる
ここは、、、えっと、、、
そうか、、、
僕は昨日の夜のことを思い出す
前日の夜
奈良県の道の駅である針テラスに着いたときに驚いた
道の駅だからしょぼいと思ってたけど、めっちゃ明るいしきれい
むしろ警備員の方がうろうろしているほど設備が整っている
だけどそれはうれしいことじゃない
キレイすぎると、明るい場所が多く、寝床が確保しにくいという普通の人とは真逆の発想
寝る場所探して三千里みたいな気分で、20分ほどうろうろしていた
あー寝る場所ないなー
でも昨日は激しかったし、どっかで寝たい
前日の日記↓
そう思っていると後ろから声をかけられた
「君、、、なにしてるんだね?」
背中に冷や汗をかいた、、、
まさか、、、
あっ、、、やっぱり、、、警備員さん、、、
こんばんわ、、、
これは道の駅を追い出されるパターンだなー、と直感しましたよ
道の駅で警備員に声かけられるなんて、不審者発見したとき以外ないからね
その警備員の目つきがめっちゃ怖いんですよ
「頑固一徹、星一徹、出会った若者みな恐縮」
みたいな思わずラップ調になるフレーズが、まさにぴったりな感じで、代々受け継いできたラーメン屋の大将みたいな頑固顔
その大将(警備員のおじさん)はその鋭い目つきで、僕を怪訝そうにみてくるわけですよ
僕に年齢とかの質問をしてはうなずきながら、持っていた懐中電灯を上下に動かし僕を照らしてくる
「君は、、何をしているんだね?」
と問われ僕は、
「いや~僕ね、日本一周の話しをしたりしてるんですよ~」
「それがね〜、大変なんですよ〜」
みたいなしゃべり方で、大将の期限を損なわないように話す
おじさんが「な~に~、やっちまったなぁ!」とか言い出したら、情けない僕の顔と話し方、そしておじさんの威圧顔で完全にクールポコでした。
これが本当のクールポコ状態ですね。ありがとうございます。
そんなクールポコ状態で話し続け、おじさんは僕を超絶好青年であることを理解したらしく
「わかった。怪しいからあまりうろうろしないように」
そういって開放してくれました
ですが僕はもう本当に疲れていて、もう移動する気なんてこれっぽっちもなかったわけですよ
道の駅は無理でも、せめて近くに公園とかある情報が欲しい!!
寝たい!!とにかく疲れたんだ!!!
せっかくクールポコとして、大将とコンビを組んだこのチャンスを逃すわけにはいかない!!
「すいませ~ん、この辺の近くで寝れる場所とかありませんかね~」
と再び話しかける
警備員のおじさんは黙った
するとこちらを振り返った
これは振り向きざまにくるか!!!!
振り向いたということは、クールポコくるか!!
振り向いて「なぁぁにぃぃぃ」するの?もしかしてやるの?
本当にクールポコするの?
と思ったら普通に振り返って僕を見て、
「ないな、、、ここは公共の場だからな、、」
そう言いました
がっかりしましたよ
「これだからクールポコは売れねぇんだよ、、、」と心の中で毒づきましたよ
そんな僕の心をしってか知らずか、おじさんは僕に背を向けて歩き出しました
僕は心の底からがっかりしました
ああ、、また夜の寝床探しに旅立たなきゃいけないのか、、、
そう思っていると、、、
「まあ、、、あそこにバス停があって、屋根が付いてるし、もうバスもこないから仮眠くらいだったら出来るんじゃないかな」
おじさんは僕に背中を向けながらそういいました
めっちゃやることかっこよすぎだろ!!
警備員としての仕事は守りつつ、僕も守ってくれるなんて!!!
クールなんてもんじゃないよ、クールポコ通り越してダンディポコだわ
そんなんで前日は寝る場所を確保できたわけですよ
話は戻って今日の朝
そして朝。
眠たい目をこすりながら起きる
「人が来るからそろそろ起きなさい」
ダンディポコこと警備員さんは、そう言って僕を起こしにきてくれました
やべぇ、、、
朝もちゃんと起こしてくれるとか、ほんとうにかっこよすぎる
パンツ濡れたわ。
そんなかっこいい警備員さんのおじさんと別れいざ出発
今日は奈良市を目指す
奈良市にいくのは中学の修学旅行依頼だったから、テンションバリ上げ
奈良市目指してひたすら走り出す
走りだして少し走って目の前に森が広がっていることに気づく
くそー
また山の中を走るのかよ、、、
前日の二の舞を思い出し、憂鬱ながらも山への坂道を突っ走る
坂はきついものの、昨日と違って朝の風が気持ち良いし、森の木陰も夏の日差しをさえぎって走りやすい
そして以外にも順調に、サーっと森を走りぬけ奈良市へ
久しぶりの都会感!!!
そしてーーーーーーーーーーーーーーー
奈良と言えばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かわええええーーーーーーーーーーーーー
奈良のシカは人になれているから、こんなに近づいても全然ものともしない
しっかしかわいいな、、、
辛い旅での癒しだ
それからやっぱり外国人の観光客が多かった
そして奈良と言えば東大寺へ
いや~
やっぱり神社とか仏閣みたなのはいいですね
雰囲気も良いし、パワースポット的な要素もあるし、なにより落ち着く
この瞬間だけは辛い旅が忘れられる
柱に穴が開いていてそこをくぐれると健康だか幸せになれるとか
大仏の鼻の穴と同じ大きさらしい
子供が頑張ってくぐっててかわいかった
東大寺を堪能し近くで少し休憩
ロケーションも良いし休憩には最高だ
自転車を近くに置いて休憩していると、白人の観光客の方に何枚か写真をとられる
なんか恥ずかしかったけどピースしたら、にっこり笑ってピースし返された
イギリス系だろうか?
よくわからんが、シュッとしていてかっこよかった
けど、今写真撮った外国人たちは国帰ったら
「ディスイズ、ジャパニーズブス!アメイジング!!」
「オー、ジャポン、イズ、クレイジー」
とか馬鹿にされてるんだろうな、、
などと無駄にネガティブになったところで、こっからどうしようかなーと思っていた
とりあえずヤバイことがひとつだけ確実にあった
腕が日焼けで焼けてやばい
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画像ちょっとグロイです
気をつけてください
日焼けでただれて本当にやばい
もうズルむけて痛い
人間日焼けしすぎるとこんなんなるんだなーっと思った
しかし関心している場合ではない
とりあえず長袖を買わなければならない
これ以上ひどくなって病気などにかかっては敵わない。
ということで東大寺を後にし進みつつ、大きいスーパーを探す
奈良市を出発して大阪方面に向かうと、すぐに大型のイオンに入り、G.U.を見つけ飛び込む
そしてなんともセンスのない青色のシャツを購入
鬼のように安くて、1枚500円するかしないかくらいだったと思う
そんでこの長袖のTシャツは鬼のようにこの旅で着回す
服を買うために入店したイオンだったが、マジで涼しくて最高だった
クーラーも効いてるし天国かよここは
イオンでボーっと座って休憩
、、、、、、、、
はっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
30分寝ていた!!!!
あまりに心地よくてベンチに座ってうたた寝していた
よだれ垂れてたし、相当やばいやつだと思われただろうな、、
ということで急いでイオンをでて大阪を目指す
いやーしかしイオン最高だな、ホントものも安くて最高です
奈良→大阪
二つの県はやっぱり都市部だけあって、道もしっかり整備されていて走りやすい。
今日は快適に進みまくった、明日には大阪に突入だ!!!!
いやー早いし、順調
ただここであんまり早く進みすぎると、大阪を早朝に通過するだけで観光できなくなってしまうので、大阪のちょい手前で寝ることにした
いやーしかし家出して、自分変えたいと思い始めて、走ってるのに観光が楽しみでしょうがないってクズだね、親が泣いてるわ
そんでしばらく行くとよさげな橋があったので、ここに寝床を決めた
寝床は決まったものの夜飯がなかったのでスーパーへ
橋のとこに戻ってくると高校生が遊んでるので、とりあえず買ったパンを河川敷で食べつつ、高校生が去るのを待った
女子高生とイチャイチャしてるのうらやましすぎる
旅が終わったら女子高生とデートがしたいもんだ
そんでその日は、橋の下で何事もなく就寝し、一日が終わった
野宿慣れてきて、橋の下が落ち着くっていうね!人として終わってるね☆
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■移動箇所
奈良県 道の駅針テラス 〜 大阪 柏原市
■距離
約39km
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いやー順調ですね
このあたりは!良い感じです
さて明日はいよいよ大阪!
でも、順調なんですけど〜
聞いてくださいよ〜
旅が順調すぎて〜
日記終わりたいけど〜、オチが思いつかないんですよ〜
なぁぁぁにぃぃいっー