ジャーニーとモアイとめがね

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megayaのブログ

おもしろいと思ったことを書きます。デイリーポータルZでも記事を書いてます。

【日本一周】8日目:新世紀ジテンシャリオン -序-【ママチャリ】

 

朝起きると自分が布団の上で寝ていることに驚く

 

「知らない天井だ、、、」

 

そうか昨日は自転車を必死に押して、家に泊めてもらったのか、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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なんてシンジ君見たいな話しはおいといて。

久しぶりのベッドの快適さに意識せずとも、「よく寝た」というセリフが口からでる。
屋根の下、しかもベッドで久しぶりに寝たのでスッキリした目覚めだった。
前日は本当に色々ある日だった。

 

前日の話↓ 

www.megaya.net

 

 

出発の準備をしているとおばさんが早速やって

「朝飯食べにいこか」

そう言い僕をデニーズに連れて行ってくれ、またご馳走してくれた
どこまでいい人だ
日にちが変わっても地球並みに僕を包んでくれる。
もういっそ結婚してやしなって欲しい。

 

デニーズで朝飯を食べて、ママチャリを頼んだ自転車屋へ

自転車屋でママチャリ2万5千円を払う
正直言って僕は持ち合わせがかなり少なく、2万5千円はほんとに痛かった

まだ出発して一週間とすこしたったばかりである
この先何があるかわからないのにこの出費は痛すぎる


僕が泣く泣く2万5千円を財布から探していると、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ最後の餞別やで」

 

そういって瀬古さんは僕に5千円を渡してくれました

 

 

 

 

 

ほんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんとに良い人すぎぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!!!!!!

地球超えだよ!!!
宇宙だよ!!!宇宙より広いよ!!あなたの心は!!!!

 

 

 

ほんとに死ぬほどこの2日間は瀬古さんにお世話になりました
ほんとに感謝しました

 

何度も何度もお礼を言い
最後に瀬古さんとがっしり握手し、見送られながら出発しました。

 

そしてNEW自転車と共に

 

 

 

 

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荷物を積んで

 

 

 

 

 

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いざ出発!!!!
瀬古さんに見送られながら僕はペダルを、新たな一歩を踏み出しました
こんなによくしてもらえるなんて、ありえないと思います
クソお世話になりました!!

 

こうしてここから「ママチャリ」を手に入れ、僕の本当の意味での、タイトルとおりの【ママチャリ日本一周】が始まった

 

ママチャリは結構快適でした
自分の体格にも合わせてもらったし、当然ギアつきの自転車にしてもらったので坂もらくらく

通販で買った自転車と違い、ある程度の荷物を積むことを想定されたママチャリは、僕の旅にはあっていたのかもしれない

 

ぼくは一昨日までは和歌山に向かうつもりでした
しかし和歌山に向かう時に

 

和歌山方面に向かうはずが逆走して迷走

道を戻るときにパンク

そして自転車のパーツを下水道に落とす

 

上のような事態に陥ってますから、これは和歌山はなんかやばい!!!
というより

 

「和歌山なんかもう行ってやらねーわ!!
時間かかりすぎたしもう通りすぎるわ!!!!」

 

という気持ちが働き奈良に向かうことに。
(和歌山の方すみません。)

 

そんな感じでとりあえず奈良の道の駅「針テラス」に向かうことに。

最初は田舎道を延々と走る
坂もなく走りやすい
むしろ自転車を変えたばかりだったので、新しいものを買ったときのテンションで楽しい

 

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途中かなり長い坂がありましたが、必死にこいだり押したりしながらのぼりました
しかし坂を上った後の景色はいいなー

 

 

 

 

 

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そんでワーっと坂を下って伊賀に到着!!!
うん、順調

 

飲み物を買いにスーパーに行って見ると

 

 

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初めて見た!!メロン漬け!!
あとなぜか異様に梅干が多い伊賀市のスーパー
ワンコーナー占領するって相当だな、なんでだろ

 

 

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そんで再び走りだし、、、、

すぐに隣の市の名張市に到着!!!

 

今日は順調すぎる!
奈良までもうすぐだな!!!
よしゆっくり行こう

 

とゆうことで。
名張市のコンビニでジャンプを読むという体たらく
前日の優しさに味をしめて、甘えがでましたね

 

そして外に出てiphoneの地図で道のりを確認
和歌山に行こうとして奈良方面に向かったときのようなミスは犯さないぞ!
しっかりと確認やで!!!!

 

道の駅まであと20kmか
ゆっくり行っても2時間で着く!!
今が17時前だから余裕や

今日は何事もなく終わりや!!!!
よし出発!!!

 

iphoneの地図を信じて、名張市のスーパーをでて大通りから細い道に入る


んーなんか道が細いな、、、
まあiphoneの地図がこっちさしてるしな

 

 

 

まあ現代技術を信じて、従っていけば間違いないか

日本一周も迷わない、そうiphoneならね!

とゆうことでiphoneを信じて細い道を突き進 

 

だんだんと坂の傾斜が上がっている気がする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?

 

 

 

 

 

なんか道が険しくなってきてねーか??

 

 

 

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なんか狭いし細いし怖いな
でもかなり進んでしまったし、戻る時間ももったいないし進むことに
だんだんと坂もつらくなってきて、自転車から降りて押すことに

 

嫌な予感がしつつもひたすら進む
虫も多いし誰も人が通らない、、、 

延々と坂を押す

 

日も落ちてきた、、、

 

 

 

時刻は18時、、、
1時間強も自転車をひたすら押して進んでいた
そして気づけばあたりは暗くなる
というか真っ暗、、、
完全に山に迷い混んだ

 

 

 

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ひたすら押して押して押すしかなかった
夏場だったので蚊もうっとおしかった

 

疲れもかなり頂点に達してきたころに、すこし明るみでて驚いた
結構な高さまで上っていることに気づいた

 

 

 

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おお、、、街があんなに遠い、、、
しかしなぜなかなか着かないんだ


iphoneでは20kmだけだったのに、、、
もう2時間近くひたすら山を登っている
暗闇がさらに広がり、自転車を押すペースもゆっくりになる

 

なにせ倒れでもすれば、ガケから落ちてしまう危険があった
気を抜けない

僕が心身ともに疲労していると、粘着質のあるなにかが僕の顔を覆う

 

「うわ、、、くもの巣だ、、、」

 

テンションが落ちる。
テンションが落ちると共に僕はあることに気がついた 


クモの巣が道の真ん中にあるってことは、この道は地元の人でも使わないってことだ
ぼくはiphoneとスティーブジョブスに怒りを覚えた

なーにが「iphoneならね!」
奈良にすら着かねーじゃねーかよ!! 

 

そしてひとつのことを理解した
iphoneの地図は、どうやら本当に最短を示すようだ
それが険しかろうがなんだろうが、関係なくとにかく最短距離を示す
だからこんな辺鄙なだれも使わないような道を示したのだ

 (確かこの時のiphoneのマップは、現在地から目的地まで一つしかルートが表示されないような仕様だったので、このようなことが起きた)

 

もうiphoneの地図は使わない!
もう僕はりんごを信じない!!!禁断の果実には手を出さないぞ

 

そう心に決めひたすら自転車を押した
どんどん傾斜はあがってくる

 

本当にびっくりするくらい急坂だった
つらい、、、
つらすぎる、、、

 

昨日ベッドで寝てたのが嘘のようだ
山中なので蚊も多く僕をイライラさせた
そしてイライラもあったが怖さもあった

 

 

 

山の中で、もしも熊やイノシシがでてきたら死ぬしかない、、、
イライラもビクビクも、本当に頂点に達していた

 

 

 

しかし、、、、ようやく頂上らしき場所に到着!!
坂が終わったときに喜びもあったが、やはり何も見えない、、、
とにかく暗くて怖い

 

頂上に先に進むことにした
何か出そうで本当に怖かった

 

ずっと登ってきたので、今度は下り坂

いつもだった下りは天国
だが今回は違う
正直言ってのぼりより怖かった

下りなのでスピードはでるし道はでこぼこだし、転んだらケガはするだろうし荷物を落としたらこの暗がりで見つかるはずがない

ということで、本当に最大限にガケとかに落ちないように、荷物を落とさないように、心臓がバクバク言うほどビビりながらくだった

 

 

そして、、、、 

 

 

 

 

 

 

久しぶりの明かりだ!!!!!!!!!!!

 

 

 

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久しぶりの人の気配だ!!!!!
まじで怖かった!!!!!!
ここまでくればもうあと少しのはずだ!!!!
道の駅はどこだ!!!

 

久しぶりの明かりにテンションがあがった
とりあえずiphoneで現在地だけでも確認しとくか、、、、

 

 

 

 圏外

 

 

キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!

 

道の駅どころか、この旅始まって初の圏外である
どうやらけっこうな田舎に迷い込んだらしい

町?村?
よくわからないけど、人がいない、、、
これでは道がわからない、、、というよりどこかわからない

 

少し走って行くと街灯の下に6人くらいで談笑している年配の方々がいた

 

おおお!!!!第一町民発見!!!
というか久しぶりの人
道を聞いてみることにした

 

「すいません、道の駅の針テラスってとこに行きたいんですけど、どっちですか?」

 

 

 すると恐怖の言葉が飛び交う

 

 

「まだ10kmくらい先じゃない?」

 

「遠いわよ~」

 

「道も真っ暗よ」

 

 

 

 

 まだ遠いのか、、、
もう疲れたよ、、、パトラッシュ、、、

 

でもとにかく進むしかない
というより、とにかく今日中に明るい場所に行って安心したかった

実際この場所で野宿してもよかった
しかし、真っ暗な知らない村で疑心暗鬼になっていた僕は、この場所で寝ることになぜか怖さがあった

 

とにかく進もう
道を尋ねていると、その中にいた一人のおじさんが

 

「道案内してやるよ!」

 

と言ってくれました
おじさんが原付で先に行くので後からついて来いとのこと。

 

なんて良い人なんだ!!!!!

 

と、思ったのも束の間
これが地獄のデスマーチの始まりでした

 

今いる場所はちょうど山と山に囲まれた谷間らしく、おじさんの行く先には坂道が広がっていました

 

おじさんは「ついてこい」と言った後に、僕がママチャリなのをみていないのか
僕が原付に乗っていると勘違いしていたのか
はたまた僕が超人的なスピードを出せると思ったのか

アクセル全開のフルスロットル丸出しのペースで走り去っていきました

 

おじさんはすぐに見えなくなりました

 

ぼくは必死に必死にこいで、おじさんに追いつこうとします
なにせ道がわかりませんから、おじさんが見つからなくなればまた山道で迷子です

 

僕は必死に必死にこぎました
おじさんは1kmほど行った先で僕を待っていました

 

やっとおじさんに追いついた、、、、

 

そう思ったらおじさんは、アクセル全開限界無限大のフルスロットルマックスパワーを丸出しにして先に行ってしまいました

 

なにこれ?
おじさんなに考えてんだよ、、、、
めっちゃ速ぇ、、、、

 

とにかくおじさん改め、鬼軍曹の原付のスピードが速い、、、

つらい、、、
しかし道を教えてもらってるだけに、弱音も吐けない 

 

とにかく必死に鬼軍曹を追いかけた

 

これなんの特訓だよ、、、
鬼畜でしかない
熊とかイノシシはでないけど、まさか森の中で鬼に出会うとは思わなかったよ、、、

 

そんなむごいパワープレイをしてくる、鬼軍曹との追いかけっこを4~5回繰り返したところで、

 

「こっからあとはまっすぐ行って、道があったら左に曲がるだけだからよ!
頑張れよ!!!」

 

 

 

そういって鬼軍曹と別れました
ほんとに厳しかった
あの瞬間だけは軍隊なんじゃねーかってくらいキツかった

 

しかし鬼軍曹と別れて胸を撫で下ろすのも束の間
真っ暗な道をまた一人、、、

再び心細い旅が始まった

 

そんなときに、いくつかの小さな光が飛んでいることに気づいた

 

蛍だ!!
めっちゃキレイだ!!!!

 

 

残念ながら写真に写すことはできなかったがとにかくきれいだった
すこし蛍に見とれつつ先を急ごうと思った。
なにより時間が22時をとっくにすぎている


ふたたび進む

とにかく目の前は真っ暗
しかし、上ってきた山道よりは断然よかった。
車が普通に通れる整備されている道だし、行く先がわかるのも心強かった


さっきより多少は怖くはなく、むしろ余裕すら感じていた
僕はゆっくりと自転車をこいでいた

あたりは物音もなく風に揺れて木が揺れる音しか聞こえなかった

 

 

しかし突然、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バン!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静寂を大きく破り、何かが暴発する音が僕の耳を貫いた
僕はギョッとして、身を固めた

 

間違いない
この静けさで聞き間違えるはずがない
あれは確実に「銃声」だった

 

僕は震えた
さっきまで安心していたけど、一気に恐怖が湧いてきた
この旅をしてきて本当にはじめてちゃんと「死」というのが頭をよぎった

そっからは速度を早めて急いで走った。
とにかく進まなければ、死ぬかもしれない


おじさんが行ってくれた道を発見し曲がる
畑道に入った
僕はあたりをきょろきょろと見回し、生き物の気配がないか最新の注意を払った

銃声が聞こえるということは、クマやイノシシといった危険な生き物がいる可能性がある

周りには何もない
ここの暗がりでなにも隠れる場所もなく、襲われたら終わりだ、、、

 

恐怖よりもなにか危険であるという、本能からの警報がなっているように感じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 バン!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び静寂を一瞬奪いさって鳴り響く「銃声」
しかもさっきより音が近い、、、

僕は本当に恐怖した
神にすがる思いだった

 

神様、仏様、お釈迦様、、、お助けください、、、

じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ、、、

 

ほんとに怖かった
恐怖で嫌な汗をかきぐっしょりしていた

 

そして再び銃声が響いた

それが運動会のスタートのピストルであるかのように、僕は全力で自転車を漕ぎだした 
涙目になりながら走った

ほんとうに全力で、なにかを振り切るように走った

 

ひたすらひたすら走った先に大きい道路が見えた
道路にでたときに思わずへたりこんだ

 

助かった、、、

 

走る車を見て安心した
久しぶりに鉄のイノシシを見たよ、、、

 

僕は安堵した
安堵したと同時に少しちびったのをいまだに覚えている
本当に怖かった、、、

 

まだ鬼軍曹のほうがましだ、、、
鬼よりイノシシの方が怖い

 

そして苦労して、苦労して、ようやく道の駅「針テラス」に着く

 

 

 

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人間って明かりがあるだけで、こんなに気が楽になるんだなと初めてわかった
安心感が半端なかった

 

そして寝床を見つけ
その日は奈良の道の駅で眠りに着いた

 

というか奈良にいたことに起きてから気づいた
それくらい疲れていたし恐怖が多かった一日だった

 

 

 

 

【場所】

 三重県津市 ~ 奈良県奈良市 道の駅 針テラス

 

【距離】

 86.8km

 

 

 

 

 

 

 

 

いやー

この日もつらかったのすっげー覚えてるよ

銃声聞いた時にはほんとに恐怖でした
イノシシとか熊とかでても本当におかしくなかったからね

前日パチンコやってたとは思えない展開

 

本当に暗闇とか山道は怖い!!
何がでるかわからないからね、幽霊とかよりも人間とか動物の方が怖いよ、本当に

 

あと途中で寄った鬼軍曹がいた村は「上笠間」というところでした 
こんな感じらしい

 

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とにかくよかった
なにごともなくこの日は終われました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いよいよ到着した奈良。

 

 

 

待ち受ける何匹もの鹿。

 

 

 

巨大な建造物。

 

 

 

悲鳴を上げる腕。

 

 

 

はたしてトモヤはジテンシャリオンに再び乗れるのか。

 

 

 

 

 

 

 

次回

 

 

 

 

 

 

 

 

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次回もサービスサービス!

 

 

 

 

 

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