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歌ありダンスありアニメのような演劇「皇宮陰陽師アノハ」を見てきた【ネタバレ注意】

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「皇宮陰陽師アノハ」というの演劇を見てきたのだけれど、めちゃくちゃおもしろかった。予想以上にエンターテイメント性に溢れていた。劇を見ているのだけど、一部がアニメの世界に入っていくような世界観に浸れる演出が多く、2.7次元というような印象を受けた。

ただおもしろいだけでなく、もうめっちゃくちゃに中二病心くすぐられた…!劇中に何度「カッコイイ…!」と口から漏れそうになったことか。これ中学生のとき見てたら確実に影響されて次の日に真似するやつ。

 

 

皇宮陰陽師アノハ | レティクル東京座(公式ホームページ)

 


僕が見た皇宮陰陽師アノハという公演は東京を中心に活動している「レティクル東京座」という劇団が主催として行っている。

なぜこの公演を見に行ったのかと言うと、声優として活動している久木田かな子(@cookiekukkie)さんが出演しているからだ。僕は久木田さんとうす〜〜い繋がりがあり、公演があることをツイートで知ったので見に行くことになった。

(久木田さんとは僕の後輩がやっているラスクエというアイドルの関係でつながりがある→後輩が地下アイドルになったのでライブに行ってきた



ただ正直言って、見に行く前はあんまり期待していなかった。と言うのも、ストーリーを読んでもわけがわからなかったからだ。

 

第三次世界大戦で大敗し『國家解体』され百年程経過した、日本。
最高権力者として首都・京都を治める天皇家はその一方で、
日本を敗戦國に貶めたとし徐々に斜陽の時代を迎えていた。

心優しくも強かな天皇・大瑠璃(おおるり)陛下に仕える
ミステリアスな皇宮(こうぐう)陰陽師・安倍(あべ)アノハは、
来たる終戦記念日の日、陛下に災厄と同時に僥倖(ぎょうこう)が訪れるという星をよみ解く。

記念日当日、突如として錯乱した皇宮護衛官に襲われかけた陛下だったが
間一髪のところで謎の青年の見事な剣術により命を救われる。
青年の名は、不破(ふわ)ウシオ。
TOKYOから宗教都市・京都へ職を探しにやってきた実直な就職浪人だった。

ウシオの存在を「僥倖」とみた陛下は彼を直属の特別皇宮護衛官に任命し、
アノハや幾人かの心許せる者たちと共に天皇家の威信復活のため静かに闘志を燃やす。

謀略だらけの皇宮で、主(あるじ)と國を導き護れ!スターシーカー怪奇譚!

 

引用:ABOUT | 皇宮陰陽師アノハ

 

> 第三次世界大戦

> 天皇・大瑠璃(おおるり)陛下, 

> ミステリアスな皇宮(こうぐう)陰陽師・安倍(あべ)アノハ

> 宗教都市・京都

> ウシオの存在を「僥倖」とみた陛下は彼を直属の特別皇宮護衛官に任命

 

ひぃ〜漢字が多いし、歴史的な話が…大学中退には辛い!!しかもここまで漢字ばっかで、和風系の物語で来るのかと思いきや最後の一文が、

 

謀略だらけの皇宮で、主(あるじ)と國を導き護れ!スターシーカー怪奇譚!

 

> スターシーカー怪奇譚!


急にハリウッド映画の煽りみたい一文で締めやがった…!ストーリー読んだだけだとどんな公演なのかまったくわからない…

僕は演劇もそんなに見たことないし、この劇の世界観も全然わからないし、出演者も久木田さんしか知らないし…で不安満点だったが、とりあえず見に行ってみることにした。

 

「皇宮陰陽師アノハ」で中二病心が爆発した


公演が始まって5分くらいは 「おもしろいのか?」とやはり疑心暗鬼だった。

 

知ってはいたが登場人物は全員顔が白塗りだし、「歴史系の言葉がでてくるので堅い内容なのかな…」「登場人物も多いし内容についていけるかな…」と不安だった。

しかし、始まって少し経ってみれば、役者さんの演技力が高いせいかすぐにキャラクターの特徴もわかるようになるし、何よりコミカルに話したり、動いたりするキャラクターにすぐに心を奪われた。

そして中三川雄介さん演じる大瑠璃(おおるり)陛下の役にニヤニヤとして心を持っていかれ、さらにオープニングの演出で爆発的に心を持っていかれた。とにかく演出がカッコイイ。アニメのオープニングを見ているような感覚になった。あれだけでももう一回見たい。

そこからは2時間本当にあっという間だった。あれよあれよと物語は進んでいき、ゆっくりと展開し、急加速でどんどんと話しは大きくなり、「え?これ終わるの?この話って伏線全部ひろえるの?」というこっちの予想なんておかまいなしに、怒涛の展開でラストまで突っ走る。


終盤は手に汗握る展開で

「あ…、う、ああ、、、やめてくれ、まじかよ!そこで?うそだろ?この展開は…ああああああああああああ、まじかよ…、そうくるか…うああああ、あああああああ、おお、、お、、、おおおおおお、うん…うん…うん…」

と心の中で感想が追いつかなかった。演劇ってすごい。

 

まったくストーリーもキャストもわからない状態で見たけど本当によかった。役者さんの演技と、舞台の演出で一気に物語に引き込まれた。こういったエンターテイメントに突出した舞台を見ておいてよかった。また人生に楽しみが一つ増えた。

 

生で見る演劇はおもしろかった

 

やっぱり演技を生でみる迫力がすごいし、なにより動き回る役者さんが見ていて本当に飽きないし、舞台のどこを見てもおもしろい。映像で見るのとは違って、平面でなく多角的に好きな場所や好きな人を見られるのが面白いなーと思った。人によって同じシーンでも見ている場所が違う可能性もある。

あと途中から白塗りがまったく気にならず、むしろそれじゃないとダメだという気持ちになった。ジョジョの絵柄が最初は苦手だったけど、あの絵じゃないと納得できないという気持ちに似ているかもしれない。

白塗りにすることによって、現実とは違う別世界の住人のような、人間とはかけ離れたキャラクターのように見える。テレビドラマなどを見ていると役者の「かわいい」「かっこいい」などの雑念が入るけど、白塗りしていると顔がハッキリとはわからないので、物語に没入することができた。(白塗りにしている本当の狙いがどういうものなのか知らないが)

 

 

個人的には坂本真一さんが演じていた蘆屋(あしや)ホクトというキャラが一番好きだった。役柄に声がめちゃくちゃ合っていたし、「フリーで活動する民間陰陽師」って設定が、最後まで中二病心をくすぐられまくった。ああ、最高。

 

 

 

matome.naver.jp


 

あと僕が知っている久木田さんという人間は、こういう感じの「尻の人」という印象しかなかったのでこの公演を見て、印象が変わっておいてよかった。

 

役者も声優もそうだけど「演技」をする職業のすごさというのが改めてわかった。あの観客の人数を前にして、「間違えないで噛まないで演技する。さらに人を楽しませる」って考えただけで緊張とプレッシャーでゲロでそうになる。すごい世界だ。

 

 

 

 

 

 

歌ありダンスあり、2次元に没入できるエンターテイメントでおもしろかった。また演劇を見に行こうと思った。

 

 


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