ついこの前なのだけれど盆栽体験に行ってきた記事を書いた。記事内でも書いてるんだけど、奥が深いし、歴史を感じられるしおもしろかった。普通に盆栽買って今家で毎日欠かさず水やりしている。
体験取材に行く前に本一冊読んでたんだけど、もっと盆栽のこと知りたいなーと思って他の本をamazonで検索してた。

雨天の盆栽 1 (マッグガーデンコミックス Beat’sシリーズ)
- 作者: つるかめ
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2017/02/21
- メディア: Kindle版
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そしたら「雨天の盆栽」という盆栽を題材にした漫画を見つけた。
盆栽の漫画!!
そんなものがあるとは思わなかった。もう速攻でポチりましたよね。ちょうど盆栽に興味持ち始めたばっかりだし。
これが読んでみるとまあ良い漫画。おもしろい。ギャグ要素多めで読みやすいし、「女子高生と青春と盆栽」って組み合わせが新しい。多分今まで盆栽の漫画あったとしても青春っぽいやつってないんじゃないかな?
まったく盆栽知らなくても楽しめる。まだ1巻しか出てないけど、盛り上がり初めだがら早く2巻でてほしい。
女子高生と盆栽
この漫画は女子高生である小日向 楓が、実家が盆栽園をやっている雨宮 雨天と出会うところから始まる。
この楓という主人公が盆栽をまったく知らないから、読んでいる人も一緒に盆栽の世界に触れることができる。
雨天というキャラクターの解説を聞きながら少しずつ盆栽の世界のことがわかってくる。女子高生と一緒に盆栽のこと学べるなんて最高じゃないですか。
「え?盆栽ってなんか難しそう…」って人も安心してほしい。盆栽の知識なんてまったくなくて大丈夫。
こういう漫画の良いところって、全く知らない世界を気軽に足を踏み入れて楽しめるところだと思っている。例えばヒカルの碁を読むと碁が少しわかるようになるし、BLUE GIANTを読めばジャズの世界を知れる。
この漫画も同じように「盆栽って何なのか?」「盆栽のすごさはどこにあるのか」ということが手軽に知ることができる。
というか盆栽がどうのこうのよりも、漫画のジャンル自体が日常系でギャグ色が強いから誰でも読めると思う。ほのぼの日常系よりも多少ギャグ色強めだから個人的にすごく好き。
「あんたのゲームは死んでも生き返るけど、あたしの樹は死んだらそれまでなのよ!!」はどっかで使いたくなる画像。
(引用:http://comic.mag-garden.co.jp/utenbonsai/)
1巻の時点だと主にでてくるキャラクターが3人なんだけど、この3人がそれぞれいい味だしてるんだよぁ…
一生懸命な楓、不器用でかわいい雨天、口が悪いけど正直者のかのん、と三者三様でキャラが良い。1巻でキャラが無理せず立ってるってのがすごい。
日常ものとかギャグ漫画ってやっぱりキャラの良さって大事じゃないですか?だってそのキャラクターが気にいらなければ「なんでこんなやつらの日常見なきゃいけねーんだよ」ってなりますからね。
キャラクターが良いと日常ものって永遠と見たくなるじゃないですか?なりませんか?けいおんの最後の文化祭で泣きませんでしたか?
「ああ…終わるんだ…」と思うと僕は涙が止まりませんでしたよ。
僕はそんな三人の中で、特にかのんを推したい。もう最高なんですよ。小さいのに口が悪い、「私は昔からかわいい」という強気発言、金髪で見た目が派手なのに苔が好きという地味な設定…あーツボです。ありがとうございます。一緒に盆栽見にいって罵られたい。
(とあるシーンの一部)
あと作者さんは盆栽とか植物が本当に好きなんだろうなーと思う。背景の木とかにも力入れてるんだろうなーと感じれるところも好き。
それから僕がこの漫画で一番好きなのが毎回ポスターのようにキレイな一枚絵が重要な場面で出てくるんだけど、それがものすごく良い。
何が良いって、絵がキレイなのはもちろんなんだけど、それがキャラクターの心情を絶妙に表している比喩になっているっていう演出が素敵。この演出最高なんでずっとやって欲しい。というかこの絵をカラーにしてポスターにして欲しい。
それらの画像に関しては実際にコミックを買って見て欲しい。
盆栽好きでも、盆栽好きじゃなくても楽しめると思う雨天の盆栽。まだ一巻だけなので集めるなら今がチャンス。
今から2巻がでるのが楽しみだ。アニメ化しないかなー。

雨天の盆栽 1 (マッグガーデンコミックス Beat’sシリーズ)
- 作者: つるかめ
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2017/02/21
- メディア: Kindle版
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