起床
「コケコッコー」
ニワトリの鳴き声が早朝から耳に響く。うるさい、、、
時刻はまだ5時30分。ニワトリに起こされるとか漫画かよ。
今日は大分県の道の駅「くにみ」で起床した。
時間が早かったので、道の駅の職員はまだ誰も来ていないようだった。勝手に使っているから職員が来ないうちに出て行かないと、、、
前日は兄から電話がかかってきて号泣した。少し目が腫れぼったい気がする。彼氏と電話でケンカした乙女かよ。
（昨日の記事）
（日本一周の記事一覧）
兄と話したことにより気持ちがスッキリしたのか、泣いてストレスが発散できたのかはわからないが、今日はやる気に満ちていた。
早く前に進もう。頑張ろう。
誰かきて怒られるのも嫌なので、少し走って海沿いで朝御飯を食べることにした。
そうめんを茹でて乾燥ワカメをぶちこんで茹でる。この前150円で買った20食入りのうどんの素がかなり役に立ってる。
今まで自分で醤油と塩とかで味付けしてたけど、やっぱり既製品はうめー！！企業努力！！！
そうめんをすすりながら今日のルートを確認。
最初の目的地は別府。
別府と言えば温泉！！
ネットで教えてもらったんだけど、なんと別府には100円で入れる竹瓦温泉という場所があるらしい。
安すぎぃぃぃいぃぃぃいぃ！！！
銭湯ってだいたい400円前後くらいなのに、相場の4分の1。西友の価格破壊とか話にならないくらい安い。
よし温泉目指して頑張ろう！！
別府まではキレイな海岸通りをひた走る
国東から別府までは海岸通りを走る。
朝日が登っていくところを横目に警戒に走り抜ける。風が気持良い〜。
有名な観光名所ではないのかもしれないけど、めちゃくちゃ良い景色！
フォトジェニック！！(←最近覚えた)
そして快調に進み、杵築(きつき)市を通過。
途中で山にそびえるお城があってカッコ良かった。
あとで調べて知ったけど、おそらく杵築城だと思う。
そして順調に進み、いよいよ別府へ。
100円で入れる温泉！竹瓦温泉は見た目もカッコイイ！！
別府市までは、平坦な道をひたすら走れば良いだけだったから楽だった。
国東から別府市まではすぐに着いた。
別府市に着いたは良いけど、竹瓦温泉は最初なかなか見つからなかった。
路地裏にあるらしいんだけど、怪しい夜のお店っぽいところばっかりで、
「本当にここに温泉なんてあるの？」
「温泉じゃなくてあのエロそうなお店に行きたいな、、、」
と道にも人生にも迷いつつ、なんとか見つけることができた。
グルグルと回ってようやく発見した。ここが噂の100円で入れる竹瓦温泉！
外観がかっこいい！！千と千尋っぽい！！
（店横に赤ポストがあるのが、また良い）
店内もレトロな感じですごくいいー！！
旅館に来たみたい。銭湯っぽくない。
従業員の方に聞いてみると、竹瓦温泉はなんと明治時代からあるらしい。歴史がある！るろうに剣心の時代だ。おろろ。
明治時代からあるって言うから「汚いのかな？」と思うかもしれないけど、店内はめちゃくちゃキレイだった。
竹瓦温泉は作りが少し変わっていて、暖簾をくぐって階段を降りるとすぐにお風呂がある。
階段の上に着替える場所があり、お風呂と脱衣所がワンフロアにすべてある。変わった作りだ。
ロフトみたいな作りを想像してもらえるとわかりやすいかも。
（引用：http://blog.goo.ne.jp/sugimotokei_camera/e/fbccbb2fae7d84d48f1f5d6dafb9ccbc）
（引用：http://hotspring-dependence.doorblog.jp/archives/24042896.html）
開店したばかりに飛び込んだから、人も少なくて快適だった。広々と使える。
気持ち良いー！！
温泉なかなか入れないから、身体を洗って湯に入ってを何回も繰り返した。
ここは天国かってくらい気持ち良い。
休憩スペースも落ち着いた雰囲気で良い。おばあちゃん家を思い出す。
少しテレビを見てボーっとする。畳が落ち着く。
（まるで田舎のおばあちゃんの家を一角を切り取ったような休憩所）
小一時間程ゆっくり休んでから出発することにした。
居心地良すぎて半日くらいいたかった。
温泉も堪能して、休憩スペースもしっかりあって、これで100円は安すぎる。経営成り立ってるの？
やっぱり温泉って最高！！
今度別府にくるときは、温泉巡りとかしてみたいな。
大分市へ
温泉で疲れもとれ身体も軽くなっていたし、別府から大分市までの道のりは楽だった。すぐに大分市に到着した。
（やっぱり県庁所在地だけあって栄えている）
大分に着いて自転車屋を発見したので、タイヤの空気を入れてもらうことにした。
そういえば自転車のメンテナンスとか全然してなかったな、、、
一回自転車が完全にぶっ壊れたから、自転車が壊れないか不安で仕方ない。
タイヤの空気をパンパンに入れてもらって準備完了。
やっぱり空気入れると乗りやすいな！どこまでも行けそう！
I can fly！！！
大分市まで来たけど、体力的にもすごい余裕だった。
今日はここまでにする予定だったけど、自転車の空気も満タンだし、温泉入って体力も回復しているし、このまま進むことにした。
そして激坂へ
大分市から出発して、臼杵(うすき)市まで行くことにした。
臼杵市まではたったの20kmほどと看板に書いてあったので、夕方くらいまでには余裕でつける。
道路の看板にしたがって突き進む。
僕は過去に一度iphoneの地図にしたがって最短距離を進んだところ、ものすごい激坂を味わって森でさまよって以来、看板を頼りに走るようにしている。
看板にしたがって道を走れば、変な道に行くことはないはず。
ありがとう国土交通省！！
と思っていたんですが、人生はそんなに甘くはない。
「看板が必ずしも国道を指しているとは限らない」ということを僕は知りましたよ。
しばらく看板にしたがって進んでいくと、目の前に激坂がありましたよ。
しかも見るからに山に入っていく、、、
しかし、すでに大分市からは10km近く進んでいる。
戻るわけには行かない。このまま進むしかない。
進んでいくと、みるみるうちに視界が暗くなっていく。森に入っていく。
国土交通省に完全に裏切られた、、、
しかも周りが森みたいな場所だったから、コバエがずっと顔の周りを飛んでる。
うっとおしい。俺はうんこじゃねぇ、、、
耳元でずっとコバエが飛び回る音が聞こえてきてうっとおしい。
イライラする、、、
なにせ坂を登っている間ずっとですよ？ずっとコバエに追い回されるんですよ？そりゃイライラしますよ。
飲み物もなくなったし、コバエも飛んでるし、汗はダラダラだし、、、つらすぎる。
コバエのイライラがMAXを通り過ぎたころにようやく下り坂。
よっしゃー、これで一気に進める！！コンビニで飲み物買って休もう！！！
と思って下り終えて見たら、、、
何もない！！！！
しかも看板を見ると、ここから7km走らないと市街地にでれないらしい。
つらすぎる。良かったのはコバエがいなくなったことくらい。
しかもコバエの代わりに畑の肥料の臭いが辛い、、、なんだよこれ、、、
汗ダラダラになりながら再びひたすら走る。
走りながら「風呂に入った意味なかったな」と悲しくなった。
4リットルくらい汗をかいたところで、ようやくスーパーを発見。
しんどかった、、、2リットルのアクエリアスを買って店外で一気に飲み干す。
辛かった、、、
スーパーで休んでまた少し走って、良い感じの公園を発見したので、そこですぐに寝ることにした。
今日は温泉入ってゆっくり休むつもりがまさか最後に辛い自体になるとは、、、
ルート決めは大事だな、、、
きつかった、、、もう看板も信じない、、、
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国東(大分県) 〜 津久見(大分県) 約95km
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竹瓦温泉はまた行きたい。
あのレトロな雰囲気が最高だったなー。 というか、別府に温泉巡りまじで行きたいな。今度行こう。
それにしても本当に国道以外は危険。
看板も信じすぎてはいけない。iphoneの地図も最短を示すから、信じすぎてはいけない。
世の中信じられるものなんてないんだよ！！
なんだよ！！じゃあ一体何を信じろって言うんだよ！！
俺は、、、俺は、、、何を信じて生きて行けば良いんだよ！！！！
俺はいったいなにを信じれば！！！！！
そうか、、、
「何を信じれば生きて行けばいいのかを見つける」こと、、、
それが人生か、、、
これこそ人生なのか、、、
(「megayaの人生とは片栗粉のようなもの」 98ページから引用)
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