megayaのブログ

自由に書いてます。エンジニア系のこともたまに。仕事でライターとエンジニアやっています

【自転車(ママチャリ)日本一周】18日目:しまなみ海道って楽に走れると思うじゃん?意外に辛いよ!!!!

 

しまなみ海道を通って本州へ!!

 
 
 
今日は愛媛県今治市の波方公園で起床。
朝起きたときにトーテムポール見て人がいるのかと思って焦る。
 
 
 

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昨日はけっこう食事に気を遣ったりもしたけど、未だに疲れがとれない。
朝起きた時から筋肉痛で身体がバキバキ。



(前日の記事) 

www.megaya.net

 

 
 
 
 
 
まあ、疲れはあるのはしょうがない!気を取り直していこう!
なにせ四国の旅を終えて、いよいよ本州に上陸である。
四国の旅も思えば一瞬だったな〜。
 
今日はまなみ海道と呼ばれる、本州と四国を繋ぐ大きい橋を渡る。
 
朝早くから波方公園は人が来そうだったのですぐに出発。
大きい公園だし、警備員とかきて通報されたらたまらないからな。
まずは腹ごしらえをするためにコンビニへ行くことにした。
 

 

 

 

 

 


 

コンビニで助言してくれる優しいおじちゃん

 
 
 
コンビニで食事を買いイートイン席につく。
ゴボウのマヨネーズ和えみたいなやつを食べていると、
 
「おい!もしかして旅してるのか?」
 
と隣のおじさんに話しかけられた。 
コンビニの外に置いてある自転車と僕の格好を見て、旅をしているとわかったらしく、すごい気さくに話かけてくれた。
 
おじさんカップラーメンを食べながら、すごい勢いで質問してきた。
すごい勢いで話すから、すごい勢いで口からラーメンの汁が飛んで来ている気がしたけど、心を無にして見過ごすことにした。
僕が旅の経緯や出来事を話すと、おじさんはものすごく楽しそうに聞いてくれた。
 
おじさんから、しまなみ海道は自転車乗りの聖地であることを教えてもらった。
おお、、楽しみになってきた!

それからおじさんは四国にずっと住んでいる話や、四国に次きたら行った方が良い場所とかを教えてくれた。
久しぶりに長い時間人と話すからめっちゃ楽しい、、、
すごいラーメンの汁が飛んできているけど、僕もマヨネーズを口から飛ばしていたと思うので汚さは両者引き分け。
 
食事を終えると、おじさんはしまなみ海道までの道をすごい丁寧に教えてくれた上に、ジュースまで買ってくれた。
おじさんにめっちゃ感謝してがっちり握手を交わし、いざ出発!
 
 
目指すは本州!さらば四国!!
おじさんの話を聞く限りだと、橋を渡るだけなので、すぐに本州までつけそうだ!
 
 
 
 

しまなみ海道とは?

 
しまなみ海道とは、四国(愛媛県の今治)と本州(広島県の尾道)とを繋ぐかなり大きい橋です。
正式名称は西瀬戸自動車道というらしい。
 
 

瀬戸内しまなみ海道にある「サイクリングロード」は、日本で初めて海峡を横断できる自転車道です。

歴史と文化にあふれる島々を結ぶ、全長約70km(※)の海の道を、サイクリングで満喫していただくために、尾道市から今治市の間にある「しまなみ海道」沿線の自治体ではレンタサイクルを運営しています。各地区にある15ヶ所のレンタサイクルターミナルであれば乗捨ても自由です。また、今治市内の一部のホテル・旅館等にも乗り捨て可能です。

 (引用: サイクリング | SHIMAP しまなみ海道観光マップ)

 
 
 
 
 

http://www.go-shimanami.jp/img/slider/innoshimaohashi.jpg

 
 
 
 
 
 
 
なんと全長が70kmもある橋で、島と島をまたぐように橋がつながっている。
コンビニのおじさんが教えてくれたように、自転車専用のサイクリングロードもあるので快適に走れる。
 
 

http://www.go-shimanami.jp/guide/img/areamap.jpg

 
 
 
 

 

 
 

しまなみ街道の辛さ、、、

 
 
しまなみ海道の付近に着くと、あることに気がついた。
 
橋がけっこう上の方にあるぞ?
あれ?どうやって上までいくんだ?
 
 
 

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近づいてみると、どうやら普通に坂道を上がって、橋の上までいかないといけないらしい。
 
え、、、
橋の上をずっとスーっと行ける訳じゃないのかよ、、、
 
 
 
 

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もうね、この上り坂が意外にきついし長かった。
何が自転車乗りの聖地だよ、地獄に近いよ、、、ラーメン飛ばしおじさんは楽って言ってたのに、、、
 
 
 
 
 
 
 

橋の上の景色は感動モノ

 
 
 
ヒィヒィ言いながら坂をのぼり切って、ようやく橋の上にたどり着いて僕は息を呑んだ。
朝靄がかかっていて、橋の上から見える景色が本当に幻想的だった。

すげーキレイだった、、、
 
 
 

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な、なんてキレイなんだ、、、
 
もうね、聖地って言ってた意味がわかりましたよ!ここは天国!!!
橋の上は自転車専用の道があるし、走りやすくて気持ちいい!!
 
 
 

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今日は天気も悪くなく、朝だから気温もちょうど良くて走りやすい
一生このまま橋の上の道を走って、家にたどりつければ最高だなと思った。
走ってて本当に気持ち良い。
 
しかし幸せは長くは続かないもの。
下り坂に差し掛かってどんどん進んでいくと、気づいたら橋の下にいた。
 
本州まで橋の上をずっといけるわけではなく、島ごとに一本づつ橋を渡っていく感じらしい。
どうやらしまなみ海道というのは、一本の橋の名称ではなく、本州から四国を繋ぐ道をすべて総称した名前らしい、、、知らなかった。

下の画像を見てもらえばわかると思うが、島ごとに坂を登ったり、降りたりしないといけない。
ということで現在は、来島大島海峡を渡って今治市から、大島に移動しただけ。


 
 
 
あと4、5回坂道を走らないといけないのか、、、
今日は橋の上をずっと走っているだけかと思ってた。
辛い、、、
 
 
 
 

自転車屋のおじさんとの出会い

 
 
 
 
 

トラブル発生!!久しぶりの、、、

 
 
 
一本目の橋を走り終えて、また坂道を登って伯方・大島大橋を渡り、今治から次の島である大島を超えて、2つ目の島である伯方島に着いた。
しかし、伯方・大島大橋ってもう少し名称やる気だせよ、、、。
 

島は全部で6個あるので、まだまだ半分以下だ。

走りながら、「まだまだ先は長いなー」と思ってボーッと走っていた。
気温も暖かかったし、本当に気が緩んでいた。
もう、口も開けっ放しでとにかくボーッと走ってた。
もしかしたら「ボーッ」って言いながら走ってたかもしれない。

そんな「ボーッ」としている時、道路を渡ろうとした。
 
 
ドッ
 
 
と身体に衝撃が走った。
衝撃が走ったと同時に、自転車が停まった。

もうね、本当に気が緩んでいたんですよね。
 
道路の縁石に突っ込みました。

 

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もうね、それは闘牛が赤い布に突っ込むがごとく、吸い込まれるように突っ込みましたよ。
当然のごとく勢いよく自転車の前輪がパンクしました。

「うわぁーーーーーー!!!」
 
と思わず声が出ました。
完全なパンクです。パンクしたのは久しぶりで7日目以来です。 
 
 
 
本当にね。テンションガタ落ち。
膝から崩れ落ちました。油断が招いた結果です。
「ボーッ」とか言ってた自分の口に拳を入れてやりたい。

とりあえず自転車を脇に止めて落ち着くことにした。
コンビニで出会ったおじさんにもらったジュースを飲んで、気持ちを落ち着かせる。

旅を始めた当初とは違う。落ち着いていこう。
自転車の修理セットをカバンから取り出して、自転車の修理に取り掛かる。
大丈夫だ、もう旅も慣れてきたし、パンクくらい修理できるはずだ。
 
 
大丈夫。
タイヤを外して、シールを取り出して、、、
 
 
 
落ち着けば修理くらいできるはずだ、、、
 
 
 
 
 
大丈夫、、、、、
 


シールを貼って、、、
 
 
 
大丈夫、、、、
 
 
 
 
 
だいじょ、、、、
 
 
 
 
 
 
だいj、、、、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
できねぇぇっぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
 
 
 
 
はい。全然上手く出来ませんでした。
旅もだいぶ慣れてきたのはたしかだけど、パンクの修理なんて全然やってないしね。
パンクの修理が上手くなるわけないよね。
 
 
 
 

地獄のようにおしゃべりなおばさんと出会う

 
 
絶望の縁に落とされていた僕はテンションはガタガタに落ちていて、もう無理だと思いながら、自転車を必死にいじっているふりをしているだけだった。
修理のフリでもしてないと心が折れそうになる。

心の中では、「誰か、誰か助けてくれ!!!」と人任せに願っていた。

僕が道の端で必死に自転車を修理のフリをしていると、自転車に乗ったおばさんが立ち止まった。
 
おおお、、これはもしかして天の助けか!助けてくれるのか!!
キタ!!このおばさんがきっと僕を救ってくれるはずだ!!!!
 
 
おばちゃんは口を開くと勢いよく話始めた。
 

「大丈夫か?」
「自転車パンクしたんか?」
「兄ちゃんどっから来たん?」
「大丈夫か?」
「自分で直せるか?」
「なんで旅してるん?」
「大変やな〜」
「人生色々あるもんや」
「山あり谷ありやな」
「おばちゃんなんかこの前な、、、」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ってことがあってな、あれは本当に疲れたわ〜、ほんでな、、、」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「自転車直りそうか?」
「この前おばさんも愛媛の方に行ってな、買い物した時にな、、、」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」
「ペラペラ、ペラペラ」













 
 
うるっせぇぇぇぇっぇえぇぇえぇぇぇえっぇぇーーーーーーーーーーーーー
 
 
もうね、ずっっっっっっっっっっっっっっとしゃべっているわけですよ。
質問一個してきても、こっちに全然話させてくれないわけですよ。
テニスの壁打ちとかと同じですよ。おばさんがひたすら話して、僕(壁)を利用して再び話すだけ。

しかも、こっちは自転車パンクしてイライラしているわけですよ。
もうね、僕の耳も心も頭もパンクしそうですよ。
人生で一回だけ魔貫光殺砲が打てるなら絶対にこのおばさんに今放つ。

とりあえず、このままいるのはイライラしすぎて、ストレスで胃に穴があきそうになるから、話の内容を思いっきりナタでぶった切るごとく、
 
「あー、、、
すいません!!この辺に自転車屋とかないですか?」
 
と聞いてみた。
すると、おばちゃんは「ああ!」と腑に落ちたような顔をしたので、僕も安心した。
僕が焦っているのが伝わったはずだ。よかった。
これでおばちゃんからの開放もされるし、自転車のパンクも直せる。万事解決。
 
おばさんは再び口を開きました。 
 
 
 
「自転車屋はあっちの方にあるで!」
「自転車って言えばおばちゃんも自転車がこの前パンクしてな」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「そんでこの前も息子がな、」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ってことがあってな!旅行言った時もな、」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」

 

 
 
 
あああああああぁっっぁっぁっぁっぁぁっぁっっっぁぁっぁっぁぁあぁぁっぁぁぁぁっぁぁあっぁあぁぁぁぁ
 
話がおわらないぃぃぃいぃいぃいぃぃいいっぃぃっぃいぃぃ
 
ひぎぃぃぃぃぃぃいぃっぃぃっぃっぃぃぃっぃぃぃぃ
 
 
 
もうね、気分は賽の河原で石を積んでるくらいの気持ちですよ。
これ一生終わらないんじゃないかと。
あの日だけだったら、おばさんの家族構成のことから、性癖まで全部話せる自信ありましたよ。
 
 
 
 
 

メシアの登場

 
 
 
僕の耳がタコになってきて、そろそろストレスで胃に穴が空き始めたとき、一台のトラックからおじいちゃんが顔を出して僕を見ていた。
そして、僕の姿を見るなり、
 
「おーい、大丈夫か?」

と声をかけてきました。
まさか、、、メシア、、、メシア(救世主)がきた!!!
 
どうやらおじいちゃんは自転車屋をやっているらしく、遠くからタイヤをいじってる僕を見つけて話かけてくれたらしい。
 
助かった!!!!!
おしゃべりおばさんから開放される!!!
そして自転車も直る!すごい奇跡!!!!!

おじさんと少し話して、速攻で直してもらうように頼む。
自転車をトラックに積んで店まで行ってくれるということだったので、自転車を荷台に載せる。

おじさんと僕が自転車を修理する話をしたり、荷台に自転車を積んでる間ずっと、

「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
「ペラペラ」
 
とおばちゃんが何かをしゃべっていた気がするけど、もうモスキート音か何かだと思って聞き流すことにした。

おじさんのトラックに逃げるように飛び乗り、すぐに出発した。
あばよ!!妖怪おしゃべりババァ!!!

 
 

自転車屋で修理をしてもらう

 

 
おじいちゃんのトラックに揺られて数分。
修理した地点からけっこう離れたところに自転車屋はあった。

どうやらただのパンクということでなく、チューブ交換もした方が良いということで、少し時間がかかるらしい。
おじいちゃんに招かれて、自転車屋の中で休憩させてもらえる事になった。
冷たいお茶をもらってしばしの休憩。
 
 
10分ほど待って、僕が少しまどろみ始めたところで修理が終わった。
修理が終わったおじいちゃんは僕のところにきて、こう言った。
 

「修理代は2000円だよ」
 
 
 
ああああ、そうか!!
これ無料で直してもらえるわけじゃないのか!!!!


そうなんですよね。当たり前ですよね。
この時の僕は、声をかけてもらったもんですから、てっきり無料でやっているもらえると勘違いしていたんですよね。
世の中なんだと思っているだという話ですよね。盗賊ですか?

2000円という大金を僕ですが、おじいちゃんはタイヤの修理だけでなく、ブレーキの調整や、チェーンに潤滑油も塗ってくれたりしてくれたようで、しっかり整備されていた。

おおおおおおおお、、、めっちゃ感謝!!
やっぱりやってもらってよかった!!
メンテナンスとか全然してなかったから、本当によかった。

 

 


伯方島の現在とこれから

 
自転車を修理した後に、気づいた。
パンクした地点からトラックで来たけど、けっこう距離遠かった気がする。
これをまた戻るのか、、、
 
そう絶望に思っていたら、おじいちゃんはそれを察したのか、
 
「自転車をトラックに積みな!
次の橋のスタート地点まで載せてってやるよ」

と言ってくれました。
マジで助かる!!おじいちゃん最高や!
「40秒で支度しな!」と言われたパズー並に張り切って準備しました。


トラックの中で、おじいちゃんに色々な話を聞きました。
 
 

・伯方市の人口が減って今治市と合併したこと

・伯方島であの「はっかったっのしお!!」のCMで有名な塩が作られているということ

・子供の人数が年々減少しているということ

・おじいちゃんの自転車屋も人口が減りすぎて、廃業に追い込まれているということ
 
 
おお、まさかあの伯方の塩の産地だとは、、、
 

伯方の塩 1kg

 


 
 
話しを聞いてて思ったのは、人口減少や人が街から出て行くというのは、やっぱりどこも抱えている問題なんだろうなと思った。

話を聞いている間になぜか自分の地元のことが頭をよぎりました。
自分は今こうやって自由に旅をしているけど、自分が生まれ育った街は大丈夫なんだろうか。
いつかはやっぱり無くなってしまうんじゃないだろうか。
おじいちゃん、おばあちゃんは元気だろうか。

そんなアンニュイな気持ちにかられながらも、トラックは進み次の島へ進む橋に到着した。
アンニュイってどんな気持ちかわからないけど、間違いなくあの時はアンニュイだった気がする。
 
 
 
 

いよいよ本州へ

 
 
おじいちゃんにお礼を言って久しぶりに走りだす。
自転車を漕いで見ると、確かにいつもよりペダルが軽い!!!
どうやらおじいちゃんの整備でだいぶ自転車が楽に漕げるようになったようだ。
すごいありがたい!!!!


と、言ってもまだ本州まで半分以上あるんだよな、、、、
 
(今は伯方島)
 
 
 
ということで、こっからはとにかく漕いで漕いで漕ぎまくりました。
遅れてしまった分、時間を取り戻すように急ぐ。



途中でカヌーの人たちが、「オーエス!!オーエス!!」みたいな掛け声で元気よく漕いでいるのを見て、負けずに頑張ろうと思った。
しかし景色がキレイだ。





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しまなみ海道は、すべてが橋の上を走っていく感じではなく、道路の下を走っていくような道もある。
お金を払う場所があった時は驚いた。
さっきの修理代が痛くて、一瞬払わずに行こうかと考えたけど、犯罪なので泣く泣く払って走りだす。
 
 

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大三島橋生口橋としまなみ海道の橋を一本一本すぎて島を通りすぎながら、四国の旅を思い出す。
四国着いてすぐにカバンをなくしそうになって焦ったりしたな、、、
東大ラーメンはもう一回食べに行きたい。
二度と行きたくないのは法華津ずい道だな、、、本当に辛かった。

色々あったけど、長いようで短かったな、、、。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

広島に突入

 
 
 
自転車を進めて、橋を超え、坂を登り、いくつも島を乗り越えて行くと、、、、
 
 
 
 
いよっしゃーーーーーーーーーーーーーーー
久しぶりの本州ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


 
 

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とかの感動はなく、実際は気づいたら本州に上陸していた。
なんか本当に全然気づかなかった。
途中で看板見て「あれ?これ広島に入ってね?」くらいの感じだった。


とりあえず本州に着いて、お腹がペコペコだったので昼飯。
 
「本州に着いたから良いもの食べようぜ!!!!」

とかの発想は僕に皆無。
自転車屋で2000円も消費してしまったので、食パンにレタスを挟んで済ませる。
ただ久しぶりにドレッシングかけて食ったからめっちゃ美味かった、、、
 
 
 

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尾道から三原へ

 
 
スーパーで少し休んでからは、尾道から三原はゆっくりとのろのろと進んだ。
久しぶりに焦らずゆっくり平坦に走れる。
 
途中ですごい良い景色の場所があったんだけど、あの等間隔にあるモッコリした部分は何なんだろうか。
 
 
 

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三原のやさしいおじさん

 
 
 
のらりくらりと走っていたら、あっという間に三原に到着
スーパーに近づいて、自転車を止めていると、おじさんが話しかけてきてくれた。

おじさんは、東京から北海道まで自転車で言ったことのある強者で、僕の旅に大いに共感してくれた。
すげーな、今日なんかめっちゃ話しかけられる日だな。

おじさんはしきりに「頑張ってやり遂げろよ!!」と応援してくれ、ジュースを自動販売機で2本買ってくれた。
ありがたい!!そしてやる気が本当にでる!!

 
 

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さらに「あっちのスーパーの方が安いよ!」とも教えてくれた!!
本当にありがてー!!
今日は本当に良い人に出会う日だ。(妖怪おしゃべりクソババァを除く)
 
 
 
 

夜飯

 
 
 
スーパーで夜飯を食べて少し走ると、すぐに野宿できそうな橋の下が運良く見つかったので、夜飯にすることにした。
夜飯がもちろん食パンやで!!ヤマザキ春のパン祭やで!!!
 
 
 
 
48円で3個入りの納豆食パン

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ピーナッツバターバナナ食パン
 
 
 

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みなさんにとっては、

「え?え?なにこれ?これ食うの?
これって生ゴミじゃないの?」
 
ってレベルかもしれないが、この時の僕にとっては満漢全席レベルに美味しい食べ物だったのを覚えてる。
特にバナナとピーナッツバターがクレープのように感じた。多分味覚が死んでた。
(ただ今でもたまに食べる)



久しぶりに食欲がすごい湧いた僕はそのあとも食パン6枚きりをすべて食い尽くした。
食べ過ぎて腹パンパンだった。

そして、今日は久しぶりに色々な人と話したからなのか、おしゃべりクソババァのダメージが来たのか、疲れがドッときてすぐに眠りに着いた。
 
 
 
 
 
 
 
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波方公園(愛媛県)〜 三原(広島県)
 
 
  

 
 
 
約 75km
 
 
 
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この日は本当に色んな人に話しかけられたりするのが多かった日だと思いました。
知らないおじさんに一日たまたま3回も話しかけられることも、そうないことだと思いますね。
本当にあのおしゃべりド畜生クソババァだけは恐怖でしたが。
あんなにしゃべる人間が存在するとは、、、

 
さて、いよいよ本州に戻ってきました!!
と言ってもちょっとしたらすぐに九州編になるんだけどね!!

いやー四国はなんだかんだ辛かったですね。
海沿いの道のすぐ次に坂がすぐあったりけっこう疲れた。

でも色々あったけど、食べ物美味しかったし、景色は最高だったし、また行きたいですね。
今度はゆっくりちゃんと観光したい。
 
 
ということで色々あったけど、四国編!!
完!
 
 
 
 
 

 

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