起床
今日は四万十市と土佐の中間くらいにある三堰キャンプ場で起床
前日はものすごい坂を登ったので、多少の疲れが今日は残っていた
(前回のブログ↓)
四万十川の横で川の音を聞きながら歯を磨く
優雅だな、、、
川ってなんか落ち着くな、素敵。川にいる自分も素敵。
大沢たかおのネスカフェのCMのダバダ~♪の曲が合いそうな雰囲気。
完全に自分の世界に陶酔する。
完全に自分の世界に陶酔する。
歯を磨きながら今日の目的地を頭の中で思い返す。
今日の目的地は宇和島。
過ごしやすかった三堰キャンプ場からいざ出発!
雨もしのげたし、最高にすごしやすかったです
雨もしのげたし、最高にすごしやすかったです
最上川を横目に、宇和島を目指す
このあたりは平坦で走りやすく、川沿いを走るのは気持ちが良かった。
ダバダ~♪を口ずさみながら四万十川を横目に軽快に走る。
若干雨が降りそうなのだけが唯一の不安。
雨降ったら川とかどうなんだろ?氾濫とかすんのかな?
川のことよくわからないので、雨とかに怯えつつ急いで漕ぐ。
愛媛県に突入!!
最上川に沿って必死に走っていると、、、
おおおおおおおお!!!!
愛媛県に突入!!四国3県目!
愛媛県に突入!!四国3県目!
うおおおおおお!!!!順調だ!!
このまま突っ走るぜ!
このまま突っ走るぜ!
とか思ってたら急に山道入って、雨も降るし、道は狭いし、坂だしでめっちゃきつい道に入る。
雨の日は本当に怖い、、
しかもこういう歩道がせまい道だと、バランス崩したりすると車に轢かれそうになるから本当に慎重に走らないと危ない
デパートで休みつつ、坂を登ってヒーヒー言いながら、山道を必死に走って走って、国道に出て、駅前っぽいとこが見えてきた。
宇和島に到着
走っていると予想より少し早く、宇和島の駅前に到着した
宇和島の駅前は、関東とは違った独特な外観だった
ヤシの木とか立っていて、沖縄とかっぽい雰囲気があった。(沖縄に行ったことはない)
ヤシの木とか立っていて、沖縄とかっぽい雰囲気があった。(沖縄に行ったことはない)
なんかおしゃれな宇和島駅
駅前を散策していると、牛の銅像が急にあったりする謎の宇和島。
調べてみると、宇和島では牛鬼まつりというお祭りがあるらしく、その関係で銅像がたっているっぽい。
「牛鬼(うしおに)」とは全長5~6メートルの山車のことで、鬼のような顔に長い首、赤い布やシュロで覆われた牛の胴体、剣にも似た尻尾を持っています
他にも公園内にSLの置物があったりと、なんかこじゃれてる!!
なんかかっこいい!!!
なんかかっこいい!!!
そんな感じで駅前をブラブラしてリフレッシュ。
本当は、今日は宇和島で終わろうかと思ってたんだけど、あまりにも早く到着したので、さらに進むことにした。
本当は、今日は宇和島で終わろうかと思ってたんだけど、あまりにも早く到着したので、さらに進むことにした。
次は八幡浜を目指そうと思った。
距離にしたらたったの20kmだし、余裕も余裕!!!
たったの20kmなんて今の僕からしたらスライムを狩るようなもん
たったの20kmなんて今の僕からしたらスライムを狩るようなもん
余裕だぜ!!!いくぜ!!!!!!
と、
こっからが非常にきつい道のりだった、、、、
恐怖の法華津峠
もうね、宇和島をでて少し走ると、とんでもない急坂&トンネルの連続。
しかも歩道がくそ狭い。
本当で自転車で通る道じゃない。というか人が通る道じゃない。
普段ここ車以外で通る人いるのかな?
普段ここ車以外で通る人いるのかな?
自転車から降りてひたすら押して進むしかない。
トラックも車もガンガン通るし、クラクションをガンガン鳴らされまくる。
クラクションのカルテットくらいに鳴らされまくる。
トラックも車もガンガン通るし、クラクションをガンガン鳴らされまくる。
クラクションのカルテットくらいに鳴らされまくる。
もうね、坂道がきついし、クラクション鳴らされるわでストレス溜まりまくる。
うさぎだったら死んでるくらいストレス溜まった。
うさぎだったら死んでるくらいストレス溜まった。
後から知ったことなんだけど、この法華津峠は狭い歩道のトンネルが連続で10本も続くという衝撃の事実が発覚した。
疲れとイライラがMAXになる
歩道が本当に狭いので、トンネルに入ってる最中は自転車が漕げない。
自転車を漕げないので、押して歩くしかなく、体力を削り取られイライラがマックスになってた。
もう本当に余裕なかった。車乗ってるやつらの左肩が粉砕骨折すれば良いと思ってたくらいにイライラした。
もう本当に余裕なかった。車乗ってるやつらの左肩が粉砕骨折すれば良いと思ってたくらいにイライラした。
5本目くらいのトンネルを超えたところで、自転車を止められるスペースがあったので、休憩することに。
自動販売機でメローイエローとかいう謎のジュースをやけになってガブ飲み。
自動販売機でメローイエローとかいう謎のジュースをやけになってガブ飲み。
メローイエローって飲み物自体にもイライラした。なんだよ、この飲み物。初めて見たわ。
本当に疲れすぎて、メローイエローをガブ飲みしたあとは、カバンを投げ捨ててすぐに横になった。
そんでもう本当にストレスたまってたし、イライラが募りすぎて、倒れて仰向けになった状態で、
「ふぐぁああああーーーーーーーーーーー
くそやろぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
くそやろぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
と思いっきり叫ぶ。
甲子園決勝で逆転サヨナラ満塁ホームラン負けしたくらいの勢いで叫ぶ。
それでも収まらなかったので、近くの見晴らしの良いところまで走っていって、
甲子園決勝で逆転サヨナラ満塁ホームラン負けしたくらいの勢いで叫ぶ。
それでも収まらなかったので、近くの見晴らしの良いところまで走っていって、
「ふぐぁああああーーーーーーーーーーー!!!!!!
やってられるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
やってられるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
と何回も大声で叫んだ。
愛媛の中心で愛を叫ぶくらい叫んだ。
もう本当にイライラしていた。ちょっと涙目になってたかもしれない。
愛媛の中心で愛を叫ぶくらい叫んだ。
もう本当にイライラしていた。ちょっと涙目になってたかもしれない。
しばらく横になって、ひとしきり叫んだ。仰向けで足とかジタバタさせて、とにかく叫んだ。
そりゃもう小学生が駄々こねるがごとくジタバタした。コイキングよりジタバタした。
車が止まろうとして、僕を見て辞めたのは気のせいだと信じたい。
ひとしきり暴れたあとに、涙目を拭いて出発することにした。
とにかく進まないと終わらない、、、
家帰りたい。
そりゃもう小学生が駄々こねるがごとくジタバタした。コイキングよりジタバタした。
車が止まろうとして、僕を見て辞めたのは気のせいだと信じたい。
ひとしきり暴れたあとに、涙目を拭いて出発することにした。
とにかく進まないと終わらない、、、
家帰りたい。
ギガ級のトンネル「法華津ずい道」
だいぶ進んで来て、体力的にもやばかったし、雨もパラパラ降ってきた。
しかし、先ほど叫んだ効果もあるのか、少し冷静になってきて、
「少しずつ進めば終わる。ゆっくり進もう」
と考えられるゆとりもでてきた。大丈夫、今までだって超えて来たんだ。
いつか終わるはずだ。
トンネルも一つずつは所詮100mほどで終わるし、ゆっくり進めば大丈夫。
Be cool、落ち着いて行こう。
そして、だいぶ進んだところで僕は震えた。
震えと同時に怒りを覚えた。
_人人人人_
> 1320m <
 ̄Y^Y^Y ̄
> 1320m <
 ̄Y^Y^Y ̄
心が折れました。
本当にもうバッキバキに心折れました。
何この最長級のトンネル。1km超えって、、、
トンネルの前で、自転車のハンドルを持ちながら天を見上げて思いっきり叫びましたよ。
本当にもうバッキバキに心折れました。
何この最長級のトンネル。1km超えって、、、
トンネルの前で、自転車のハンドルを持ちながら天を見上げて思いっきり叫びましたよ。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
人間って極限までイライラすると、「あ」しか言えなくなるんだなとはじめて知りました。
雨軽く降ってたし、天を見上げて叫んでたし、ショーシャンクの空にのパッケージになれるんじゃないかって感じでしたよ。
雨軽く降ってたし、天を見上げて叫んでたし、ショーシャンクの空にのパッケージになれるんじゃないかって感じでしたよ。
もうね、必死に押して、泣いて、トンネルを進みましたよ。
トンネル内はトラックが通るとすごい音がしますからね。
トラックが通る度に
トンネル内はトラックが通るとすごい音がしますからね。
トラックが通る度に
「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
と叫んでましたよ。
奇人というか変人というか完全にヤバイやつですね。
今思えば、トラックから怖いお兄さん出てきて絡まれてもおかしくないくらい叫んでた。
奇人というか変人というか完全にヤバイやつですね。
今思えば、トラックから怖いお兄さん出てきて絡まれてもおかしくないくらい叫んでた。
登り切ったときに感動とか一切なかった。
本当にイライラしか残らなった。
本当にイライラしか残らなった。
これだけで愛媛ちょっと嫌いになりそうになった。
ようやく八幡浜に到着
それでやっとこさ長い連続10個の連続トンネルを超えて、ひたすら走りました。
イライラを通りすぎて心は無です。
完全にスベってる名前の街道の写真もクスリともせずに、無の状態で写真を撮りました。
イライラを通りすぎて心は無です。
完全にスベってる名前の街道の写真もクスリともせずに、無の状態で写真を撮りました。
イライラしながらも、ようやく八幡浜に到着!!!
もうね、とにかく腹が空いててしょうがなかったから街がどうとかよりも、速攻で牛丼屋に寄って、貪り食う。
いつもは、食パンとかで節約してるから、イライラを食にぶつけた。
早く食べたい気持ちが抑えられず写真がブレブレである。
久しぶりのまともな食事。
吉野家ってうめーんだな、、、本当に感動した。
寝床探し
それにしても今日は早く寝たい!!
しかし、街中をふらふら走って寝床を探してみるが良さげなところが見つからない、、、
八幡浜けっこう栄えてるっぽい感じで、人通りが少ないところが見つからなかった。
とりあえず街にいた何人かの人に、
「この辺で野宿できるとこってないですか?」
と聞いてみる。しかし驚かれるだけで良い返答は得られず。
聞いても「はぁ?」みたいな苦い顔をされるだけだった。
というより「野宿できるとこないですか?」で即答できる人がいたら逆にすごい人だよなと今更ながらに思う。
15分ほど街中を寝床探ししたけど、なかなか見つからない。
これはつらい、、、
アニマル浜口おじさん
街中を自転車で散策していると、後ろから
「おい!おい!!」
とおっさんが遠くから大声で追いかけてきた。
なんだ?なんだ?と僕が戸惑っているのも構わず、僕のことは気にしないでおっさんは、
「おい!おい!!」
と言いながら、どんどん近づいてくる。
なんだよ、あのおっさん。
アニマル浜口くらいの勢いで「おい!おい!」言いながら近づいてくる。
(引用: http://www.asahi.com/olympics/articles/images/OSK201309040152.jpg)
こえぇ、、、、
もうね、怖くて全力で自転車を濃いでおっさんから逃走しましたよ。
おっさんはしばらく、
「おい!おい!!おい!!!」
と僕を呼び止めてました。
「アニマル浜口おじさんがいる限り、僕はこの街にはいられない!!!」
と思い八幡浜から離れることにしました。
だれも知らない土地で「おい!!おい!!」言われる恐怖心があなたにはおわかりだろうか?
ようやく寝床を発見
アニマル浜口おじさんから逃げることに夢中で、寝床は見つかっていない。
途中で発見したお寺でテントを立てていいか交渉するも、住職がおらずダメ。
よさげな公園もない。テントが立てられない、、、
今日は寝れないかもな、、、
そう思っていると仮設トイレがあったので、とりあえず小便をすることにした。
小便をしながら僕は思った。ある天才的なひらめき。
俺の天才的な発想が開花した!!!
俺の天才的な発想が開花した!!!
「あれ、これこの仮設トイレの裏にテント立てられんじゃね?」
そして実装!
あれ!これいけるよ!
これで寝れる!!
ということで、この日は仮設トイレの裏にテントを立てて就寝。
いよいよ人として終わって来た感が半端ない。
仮設トイレの裏だから、「夜中誰かくんじゃねーか」とちょっと怖かった。
しかも砂利で背中めっちゃ痛いし。
まあでもとにかく寝れる場所が見つかってよかった。
今日はイライラしたけど、最終的にはトイレの神様として就寝。
まあでもとにかく寝れる場所が見つかってよかった。
今日はイライラしたけど、最終的にはトイレの神様として就寝。
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三堰キャンプ場(高知県) 〜 八幡浜 (愛媛県)
約115km
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本当にトンネルは激しいし、アニマル浜口おじさんに追われるしでイライラな一日でした。
本当にね、この旅でこの旅は発狂寸前でしたね。
読み返してて思ったんだんけど、アニマル浜口おじさんてなんですか?
アニマル浜口がすでにおじさんだから、頭痛が痛いみたいな言い方。
アニマル浜口がすでにおじさんだから、頭痛が痛いみたいな言い方。
とりあえずこの日を境に僕がアニマル浜口恐怖症になったのは間違いない。